愛知県のキャッシング･カードローン一覧

愛知県は日本で一番財政力の強い「モノづくり県」

製造品出荷額が３８年連続で全国１位

愛知県は工業が全般的に活発で、製造品出荷額がなんと昭和５２年以来ずっと全国１位です。中心は県庁のある名古屋市。名古屋市だけで人口は230万人近くになります。

愛知県はトヨタ自動車を中心に製造業に特色がある

愛知県はなんといっても製造業に特色があります。「トヨタ自動車」を筆頭として自動車関連の企業が数多く存在しており、「三菱重工業」や、かつては「愛知航空機」として日本の軍事産業を築いた「愛知機械工業株式会社」などもあります。

その他にも繊維や陶磁器など様々なモノづくり産業が全国で大きなシェア占める、まさに中京工業地帯の中心と言える地なのです。

愛知県は財政力が全国の都道府県でトップ！

愛知県は都道府県の財政力指数番付で全国トップに君臨しています。2位は神奈川県、3位が東京都と首都圏の巨大都県が並ぶ中、財政力が全国１位となっています。ちなみに4位が千葉県、5位が埼玉県と関東地方、そして6位にようやく大阪府が入ります。すなわち中京圏の経済を一手に引き受けているのが愛知県なのです。

1世帯当たり貯蓄現在高も全国トップ５入り！

さらに貯蓄現在高も上位に食い込んでくる愛知県。愛知県の住民はリッチなのでは？という印象を受けますね。

財力もあり、貯蓄もあるという愛知県で、キャッシングやカードローンはどのような立ち位置なのでしょうか。

愛知県は良く稼ぎ、良く貯め、良く使う県！

以外に思われるかもしれませんが、愛知県の住民はとても多くの負債を抱えているという事実があります。平成16年調べですが、全国平均の負債現在高が584万円なのに対して、愛知県は658万円。これは全国10位の負債額です。

1人当たりの収入が多く、完全失業率は低い

ただし年間収入も多く、平均777万円と、数字は全国トップクラス。夫妻保有率は44.5％と全国平均の48.6％を下回っています。そして愛知県は完全失業率が非常に低い県であり、全国でも下位５位以内に入ります。

全国でもトップクラスの消費県なのかも！？

負債保有率は低いものの、1世帯当たりの負債現在高は高い。これは価格の高い住宅をローンで購入したり、高級車などを手に入れているのが、1世帯当たり負債現在高の高騰につながっているのかもしれません

負債現在高に占める住宅・土地のための負債割合は86.2%と平均的なので、負債の多くは、住宅とは別の暮らし方に原因がありそうです。

愛知県は金融業社の数も全国トップクラス

県民の利用する金融業社は信用金庫が大半！？

愛知県には３社の第二地方銀行、１５社の信用金庫、９社の信用組合が存在します。（金融庁調べ）

融資をうけたい、という状況下で、愛知県民の方は銀行がダメでも信用金庫や信用組合にお金を借りれるというのが頭の中にあるかもしれませんね。

地方銀行ゼロ！しかし信用金庫と信用組合数は全国でもトップクラス

愛知県に地方銀行が無いのは、かつて東海銀行があったから。2002年に三和銀行と合併し、UFJ銀行となり、2006年には三菱東京銀行と合併し、三菱ＵＦＪ銀行となりました。この東海銀行は、愛知銀行・名古屋銀行・伊藤銀行の3つの銀行が合併して設立された都市銀行でした。愛知県に本店を置く地方銀行でありがとうございますながら、実質、都市銀行でもあったこの巨大銀行が、愛知県の政財界に大きな影響力を持っていたのです。

愛知県は消費者金融の数も豊富です！

愛知県には現在確認できるだけでも約４０社の消費者金融が存在します。なにかとお金にうるさい愛知県の方だけにお金を工面するためのサポートは充実しているようです。

そもそも信用金庫がとても多い県ですから、信用金庫のドアを叩いてみて、もしダメだったら消費者金融に望みを託してみるというパターンが確立しているのかも知れませんね。

金融機関が豊富にあるというのが、企業の県、愛知県の特徴を表しています。

愛知の県民性はお金にとても堅実な尾張の人々にあり！？

かつて愛知県の一帯が「尾張藩」と呼ばれていた頃、尾張藩は人々に貯蓄に励むことを勧めたと言われています。その後、明治時代になって新政府から冷遇を受けた歴史的事実もあり、それが堅実でお金に細かいという愛知県の県民性を作ったとようです。

一戸建てこそが男のステータス

「お金に細かい」というような言い方をすると「ケチ」と錯覚してしまいがちですが、愛知県の人々は格式や家の体面をとても大事にしており、冠婚葬祭の儀式は実に派手に行われます。

また一戸建ての数も全国トップクラスで、１５２万５１００戸あります（平成２５年１０月１日調べ）。その為か、ペットとして買われている犬の登録頭数が全国トップ３に入るという面白いデータもあります。

自家用車の所有数は全国１位

自家用車の数が多いのも愛知県の特色の一つです。さすがは日本が誇る自動車企業トヨタが創業された県だと言えます。しかし車が多く走っている分、交通事故の件数も全国１位と不名誉なのは残念。「黄色まだまだ。赤勝負」と形容される荒い運転をするドライバーも多いようです

『名古屋はため倒れ』！？合理性と堅実性、そして派手さが特徴

愛知県民はお金を貯めるため、『大阪の食い倒れ』、『京都の着倒れ』と同じく、『名古屋はため倒れ』という言われ方をします。しかし、一方で一戸建てやペット、自家用車を持っている人も多く、派手なお金の使い方も大好き。実用性を重視しつつ、使うときにはお金を惜しまない、そんな県民性があるのです。

最も日本人らしい理想的なお金の暮らしをしているのかも？

一戸建てに自家用車にかわいい犬、そして堅実で合理的。もしかしたらそんな日本人が思い描く理想的な家庭像を実現している人が多いのが愛知県の人々と言えるのかも知れません。

愛知県が抱える問題

住宅侵入盗全国ワースト１位は誰のせい！？

愛知県の住宅を狙った侵入盗の件数は平成19年から平成27年まで9年連続で「全国ワースト１位」です。

また、一件あたりの被害額も約１００万円と、これも全国でワースト１位です。

この犯罪数の多さの背景には一言ではくくれませんが、「地域格差」と「外国人の不法労働者」がキーワードになりそうです。

地域格差と不法労働者、外国人比率が高いのがネック

愛知県の外国人比率は東京に次いで全国２位で、彼らは自動車関連企業や繊維関連企業の人員不足を補うために企業に迎えられています。また自動車産業が多いという特性上、季節労働者の派遣工が多いのも特徴です。

派遣労働者や季節労働者が多いのは企業城下町の特徴か

地域密着と言うよりも、業績や業界事情により企業を渡り歩く労働者が多く、中には不当な扱いを受けたり、賃金が不払いになっているという例もあります

貧富の格差が生む問題は愛知県を特徴づける問題です。巨大すぎる企業城下町として都市が発展するにつれてそうしても生じてくる問題なのでしょうか。