主婦がキャッシングすると在籍確認の電話連絡ってどうするの？専業主婦は？

無収入の専業主婦のカードローンの審査では、勤務先への在籍確認はありません。夫の職場への確認もありません。自分の携帯への電話確認はありますが、自宅にかかってくることはないので、この点も安心です。

キャッシングを申し込むと、電話確認があります。
電話確認には、次の2つがあります。

• 本人への電話確認
• 勤務先への在籍確認

それぞれの電話確認について、内容やタイミングをご説明します。

主婦がキャッシングするときも電話確認は必要？

電話確認は主婦であっても正社員であっても、ほぼ実施されます。上の2つの電話確認について、実施する理由を見てみましょう。

キャッシングで本人に電話確認するのはなぜ？

キャッシングを申し込むと、本人に確認の電話が入ります。（中には本人への電話確認は実施しないケースもあります。）
これはその人になりすまして別の誰かがキャッシングを申し込んでいないかの確認や本人に申し込みの意思を再確認する目的などがあります。

キャッシングで在籍確認の電話をする理由

在籍確認の電話はほぼすべての申し込みに対して実施されています。在籍確認の目的は「安定した収入を得ているかどうか」＝「返済能力があるかどうか」を見るためです。

申し込み時に記入した勤務先を確認

申し込み時に勤務先の名前や所在地、電話番号、業種、職種、勤続年数、年収、雇用形態（正社員、派遣社員、パート・アルバイト）など勤務先に関する情報を記入します。

ただ、それはあくまでも自己申告なので、事実かどうかを確認しなければなりません。

例えば今は無職なのに過去に勤めていた勤務先名を書いて申し込むケースやまったく無関係の勤務先名を書いてキャッシングを申し込む人がいないとも限りません。

そこで、一度勤務先に電話をして、申し込んだ人がそこに在籍しているかどうかを確認します。

在籍確認の電話は簡単

「在籍確認」と聞くと不安を感じる人がいらっしゃるかも知れません。
しかし、実際はとても簡単な内容で、すぐに終わってしまいます。また、個人名でかけてくるので、どこからの電話かということはわからないようになっています。
例えば、次のようなケースで見てみましょう。

Bさん…□□商事に勤務。Aキャッシング会社に申し込む
Sさん…Aキャッシング会社の審査スタッフ
Yさん…Bさんが勤めている会社（□□商事）の事務員

【在籍確認の電話の例～パート①】

申し込んだ本人が不在のケースです。

Y：はい、□□商事でございます。
S：Sと言いますが、Bさんはいらっしゃいますか？
Y：申し訳ございません。Bはあいにく社外に出ておりまして、夕方に戻る予定です。お急ぎでしょうか？
S：いいえ。それなら結構です。また、後でかけ直します。
Y：Bの方からかけさせますので、お電話番号を教えていただけますか？
S：いいえ、大丈夫です。こちらから改めますので。失礼します。

不在で用件や伝言を聞かれても、決して答えることはありません。また、キャッシングの審査の電話だとはわからない内容になっています。

【在籍確認の電話の例～パート②】

申し込んだ本人がいる場合のケースです。

Y：はい、□□商事でございます。
S：Sと言いますが、Bさんはいらっしゃいますか？
Y：はい、少々お待ちくださいませ。
B：はい、お電話変わりました。Bでございます。
S：あっ、Bさんですね。お仕事中にすみません。先ほどお申込みをいただきましたAキャッシングのSと申します。
勤務先への在籍確認でお電話をさせていただきました。
B：あっ、そうですか。
S：これで確認できました。今後のお手続きに関しましてはメールでお伝えさせていただきます。失礼します。

本人が出た場合はこのようにAキャッシングの在籍確認であることを簡単に伝えて、電話は終わります。

いずれの場合でも在籍確認は数分以内で終わるので、それほど心配することはありません。

在籍確認の電話がかかるタイミングは？

在籍確認の電話はどのタイミングでかかってくるのでしょうか？

申し込むをすると、まず仮審査を行います。その上で「融資が可能」と判断された場合に、職場に電話がかかってきます。
もし仮審査の段階で「この人には貸せない」と判断した場合は、在籍確認をする意味がありません。

その場合は速やかにメールや電話などで「今回は審査には通りませんでした」などの連絡が来ます。

在籍確認が完了しないとお金が借りられない！

なお、在籍確認は申し込んだ金融機関が営業している日に実施されます。

特に銀行カードローンはほとんどが平日のみの営業なので、土日に申し込んでも在籍確認の電話は次の営業日になってしまいます。

その分、キャッシングが利用できるのが先に延びてしまいます。

一方、消費者金融は土日も審査をしています。申し込んで仮審査でＯＫが出たら、比較的早い段階で職場に電話がかかってきます。

ただ、そのときに職場が休みで誰も電話に出られないと在籍確認が終わりません。この場合もキャッシングが利用できないので注意が必要です。

急ぐ場合は職場が休業日ではないこと、利用したい金融機関が営業日かどうかをよく確認しておきましょう。

パートやアルバイトの主婦でもキャッシングには在籍確認はある？

主婦でもパートやアルバイトとして働いている場合は、職場への在籍確認の電話はかかってきます。
働く時間が短いとか、出勤日数が週のうち2～3日という場合でも、「本当にそこで働いているかどうか」を確かめなければなりません。

パートやアルバイト先にキャッシングがバレない？

正社員の場合は取引先など外部から電話がかかることはよくありますが、パートやアルバイトという立場の場合、社外から名指しで電話がかかるケースはそう多くはありません。

すると職場の人から、「どうしてあなたに電話がかかってくるの？」と不審に思われる可能性があります。

そんな場合の言い訳を事前に考えておきましょう。

ただし、上にも書いた通り、在籍確認の電話そのものはキャッシングのことがバレるような内容ではありません。必要以上にビクビクしないことも大切ですね。

パート・アルバイトの人の在籍確認の言い訳

それぞれの職場の状況や本人の年齢、家庭環境などで異なりますが、「あっ、そういうことなんだね」と周囲が納得する理由を考えておくと安心です。

いくつかの例をご紹介しましょう。

• 子どもの保育園のお迎えのことで連絡だった
• 知り合いが急用だったけれど、私の携帯電話の電源が切れていたから
• 子どもの学校の連絡先を職場にしていたのでこちらにかかってきた

など、子どもや家族の緊急連絡を理由にしてもいいでしょう。ただ、職場の人があなたの家庭の事情をくわしく知っている場合や、立ち入ったことを聞いてくる人の場合はその後のやり取りが面倒になります。

そんな場合は無難な例として、次のような言い訳もおススメです。

• 生命保険の営業の人がしつこくて。この前、勤め先を教えたんです。まさかここまで電話をかけてくるとは思わなくて…。
• 銀行の人かな？キャッシュカードを紛失したので電話をしたので、そのことかも知れません。
• クレジットカードを申し込んだので、その確認かも。

このように誰にでもあり得るような言い訳を伝えるといいでしょう。
特にあっけらかんと「クレジットカードを作った」などと言ってしまうと、案外それ以上は聞かれないものです。

それぞれの状況でぴったりの言い訳や口実を考えてみましょう。

どうしても在籍確認が困難な場合

飲食店などで夜間営業だけの店舗で働いている場合や、みんな現場に出ていて事務所に人がいない場合など、在籍確認が難しいケースがあります。そんな場合、消費者金融は比較的柔軟に対応してもらえます。

特にSMBCモビットはWEB完結申込みで申し込めば公式に電話連絡なしにしてもらえます。職場に電話がかかる前に聞いてみましょう。

専業主婦がキャッシングするときは電話確認なし！

専業主婦は消費者金融ではお金を借りることができません。

しかし、銀行カードローンの中には主婦でも申し込めるところがあります。

専業主婦が利用可能な銀行カードローン

次の銀行では専業主婦でもカードローンが利用できます。ただし、配偶者に安定した収入があることが条件です。

銀行名	融資限度額
ソニー銀行	50万円
楽天銀行	50万円
イオン銀行	50万円
三菱ＵＦＪ銀行	30万円
みずほ銀行	30万円
横浜銀行（※）	審査の結果で決定

（※）横浜銀行カードローンは神奈川県内、東京都内、群馬県前橋市・高崎市・桐生市に居住または勤務している人が対象です。）

銀行カードローンは旦那さんへの電話確認や同意は不要

上記の銀行では配偶者に安定した収入があれば、専業主婦でも30万円～50万円を上限にキャッシングが利用できます。
その場合、配偶者（旦那さん）の勤務先に電話確認が入ることはありません。

また、旦那さんの同意書なども不要です。
手軽に利用できるのがメリットですね。

主婦がキャッシングでの電話確認を無事に済ませるポイント

まず本人確認の電話はほとんどが携帯電話やスマホにかかってきます。
知らない電話番号から着信があった場合、無視せずにきちんと出るようにしましょう。

また、専業主婦以外は職場への在籍確認の電話があります。

その場合は次の点に注意しましょう。

• 職場の休業日で誰も電話に出ないと審査が完了しない
• キャッシングの会社の営業日であること
• 従業員数が多い大きな会社の場合は内線などつながりやすい電話番号を伝えること
• 職場の人に不審に思われないような言い訳を考えておくこと

特に急ぐ場合は職場が休業日ではないかどうか、また、キャッシングの会社が営業日であるかどうかをよく確認しておきましょう。

電話確認と在籍確認が終われば安心ですよ。