どこの銀行カードローンが一番おすすめ?選ぶなら金利をチェック!
ぜいたくをしていなくても急な集金や冠婚葬祭などでお金が必要になる場面があります。そんなときはカードローンが便利です。
カードローンを借りるうえで最も重要視すべきは金利です。金利が低ければ低いほど借りた後のリスクを減らすことができるからです。そこで消費者金融と銀行カードローンの金利の違いや利息の計算方法をご説明します。
消費者金融と銀行カードローンの金利 どっちが低い?
一般に消費者金融は金利が高いというイメージがありますね。
では、実際に銀行カードローンとどれくらい金利が違うのでしょうか?
消費者金融の金利
昔は消費者金融は「高利貸(こうりがし)」と呼ばれるほど、金利が高く設定されていました。
しかし、それが社会問題になり、平成22年6月からは利息制限法が施行されて下記のように上限金利が定められました。
上限金利とは
上限金利は借りる金額によって決められているもので、消費者金融ではこれ以上高い金利で貸してはいけないことになっています。
融資額 | 金利 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
消費者金融の金利は会社によって多少異なる
消費者金融の金利は各会社によって若干異なります。
大手4社の金利を見てみましょう。
金利 | |
アコム | 3.0%~18.0% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
これを見るとアコムやSMBCモビットは3.0%~なので、「そんなに低いんだ!」と思うかも知れません。
しかし、実際はこれだけ低い金利で借りられる人は審査で認められた人だけで、そう多くはありません。
この金利の幅は下限金利(もっとも低い金利)と上限金利(もっとも高い金利)があることを示しています。一般には上限金利で融資されるので、いくら低い金利を表示していても、その金利で借りられるわけではないということを理解しておきましょう。
上限金利がもっとも低いのはプロミス
大手消費者金融4社の中で上限金利がもっとも低いのはプロミスの17.8%ですが、それ以外の3社との差はわずかなものです。
どこで借りるかを決める際は、それ以外の利便性(利用できるATMが近くにあるかなど)も一緒に検討するといいでしょう。
銀行カードローンの金利
一方、銀行カードローンは消費者金融よりも低い金利で利用できます。
大手銀行のカードローンの上限金利と下限金利を比較してみましょう。
銀行名 | 金利 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 1.8%~14.6% |
三井住友銀行 | 年1.5%~14.5% |
楽天銀行 | 1.9%~14.5% |
イオン銀行 | 3.8%~13.8% |
みずほ銀行 | 4.0%~14.0% |
このように銀行によって差があります。
この表では楽天銀行カードローンの金利が1.9%ともっとも低いですね。
ただし、この場合も条件があります。
銀行カードローンの金利は融資限度額で決まる
消費者金融の金利は借りる額(10万円未満、10万円以上100万円未満、100万円以上)で変わりますが、銀行カードローンの金利はその人に認められた融資限度額(銀行によってはご利用限度額や契約極度額などと呼ばれる)によって決まります。
楽天銀行カードローンの例で見てみましょう。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 14.5% |
100万円以上200万円未満 | 9.6%~14.5% |
200万円以上300万円未満 | 6.9%~14.5% |
300万円以上350万円未満 | 4.9%~12.5% |
350万円以上500万円未満 | 4.9%~8.9% |
500万円以上600万円未満 | 4.5%~7.8% |
600万円以上800万円未満 | 3.0%~7.8% |
800万円以上 | 1.9%~4.5% |
このようにもっとも低い金利(下限金利)の1.9%で借りられるのは利用限度額が800万円以上の人に限られます。
最近は年収を多く得ている人がいらっしゃいますが、一般的には800万円もの融資枠を得られるというケースはそう多くありません。
【例】主婦が銀行カードローンを借りる場合の金利
シュミレーションとして一般的な主婦が銀行カードローンを借りる場合は、自分に認められる融資枠がどれくらいかを考えるようにしましょう。
上記の各銀行で主婦が利用しやすい100万円までの金利を比較してみます。
銀行名 | 100万円までの金利 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 13.6%~14.6% |
三井住友銀行 | 年12.0%~14.5% |
楽天銀行 | 14.5% |
イオン銀行 | 11.8%~13.8% |
みずほ銀行 | 14.0% |
各銀行カードローンで100万円までの金利は、公式サイトで表示している「上限金利」と同じです。
つまり、主婦がどの銀行カードローンで借りるかを考える場合は、上限金利(高い方の金利)を見て判断するといいでしょう。
なお、利用限度額が100万円までということは、審査の結果80万円までしか融資枠が得られない場合でも50万円の枠しか得られない場合でも同じだということです。
ただし、主婦でも収入が多く、他社での借り入れが少ないなど信頼度が高い人は100万円以上の融資枠を得ることが可能です。
その場合はその融資枠(利用限度額)に応じた金利が適用されます。
カードローンを借りる場合は金利をしっかりチェックしよう
ここまで金利の重要性について解説してきましたがカードローンでお金を借りる場合は、しっかり利息の計算を行いましょう。
利息の計算は金利と借りる日数で決まる
利息の計算と聞くと難しいと思うかも知れません。
しかし、次の計算式に当てはめると簡単に計算できます。
利息の計算方法
利息は次の計算式で出すことができます。
借りた額(残高)×金利÷365×日数
1ヶ月の利息は残高×金利÷365×30日で計算します。
消費者金融と銀行カードローンの利息の違い
では、主婦が50万円を30日間借りた場合の利息を、消費者金融と銀行カードローンで比べてみましょう。
借り入れ先 | 利息 |
---|---|
消費者金融 | 7315円 |
銀行カードローン | 5753円 |
消費者金融はもっとも金利が低いプロミスの17.8%で、銀行カードローンはみずほ銀行の14.0%で計算しました。
銀行カードローンよりも消費者金融の方が1562円も多く利息を支払うことになります。
これは30日間の利息ですが、返済期間が長くなればなるほど支払う利息も多くなります。
やはりカードローンは少しでも金利が低いところで借りるのがおススメです。
すぐに返せるのなら無利息期間を利用するのもおススメ
「給料日まで少し足りない」
「給料が入ればすぐに返せるのに」
という場合は「無利息期間」を利用してみましょう。
無利息期間は消費者金融のアコム、アイフル、プロミスが実施しています。
無利息期間は会社によって条件が違うので要注意
無利息期間は次のように各金融機関によって条件が違うので注意しましょう。
無利息の条件 | |
アコム | 契約の翌日から30日間 |
アイフル | 契約の翌日から30日間 |
プロミス | 初回利用日の翌日から30日間60万円 |
(無利息の条件は上記以外にも「メールアドレスを登録する」「Web明細を利用する」など各社での条件があります。)
プロミス以外は借りた日ではなく契約した翌日から30日間が無利息に、プロミスは初めて借りた日の翌日から30日間が無利息になります。
なお、いずれもその業者を初めて利用する人に限ります。なので、そう何度も利用できるというわけではありませんが、「今スグ必要だけど利息はなるべく払いたくない」「30日以内に返せる」という場合は無利息期間を上手に利用してみましょう。
消費者金融は専業主婦は借りられないので要注意
消費者金融と銀行カードローンはそれぞれの特徴を理解して上手に使い分けましょう。
なお、専業主婦は消費者金融は利用できません。パートやアルバイトなどで収入を得ていることが条件になります。
また、銀行カードローンの中には専業主婦が利用できないところもあるので、事前によく確認しましょう。