みずほ銀行カードローンは低金利?金利比較表を作って徹底検証!
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みずほ銀行は日本でも三大メガバンクのひとつに入る大きな銀行です。それだけに何かとしっかりしていて信頼ができる金融機関です。でも、その分、金利は高いのでは?というイメージをお持ちの方がいらっしゃるかも知れません。
そこでみずほ銀行カードローンと他の金融機関との金利を比較してみました。
みずほ銀行カードローンの金利は「借りる額」ではなく「利用限度額」で決まる
一般に銀行系カードローンの金利は実際に借りた額(借入残高)ではなく、契約時に審査の結果与えられた利用限度額に応じて金利が決まります。みずほ銀行カードローンも同様で、審査の結果決定された利用限度額に応じた金利で借りることができます。
みずほ銀行カードローンの金利は低金利!?
みずほ銀行カードローンは利用限度額が10万円~800万円となっており、幅の広さが目立ちます。銀行カードローンの中でも最低の利用限度額が10万円に設定されているのは珍しいです。
みずほ銀行カードローンは他の消費者金融よりも金利が低く、さまざまな特典がありますが、利用限度額は申し込み者自身で選ぶことはできません。審査の結果によって決定されます。
みずほ銀行カードローンの金利比較
それぞれの利用限度額で金利はどれくらい違うのか見てみましょう。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 14.0% |
100万円以上200万円未満 | 12.0% |
200万円以上300万円未満 | 9.0% |
300万円以上400万円未満 | 7.0% |
400万円以上500万円未満 | 6.0% |
500万円以上600万円未満 | 5.0% |
600万円以上800万円未満 | 4.5% |
800万円 | 2.0% |
(2017年7月1日現在)
この表のように利用限度額が多いほど低金利で借りることができます。
例えば同じ100万円を借りた場合でも、利用限度額が100万円の人は12.0%で借ります。しかし400万円の人はその範囲内であればいくら借りても6.0%で借りることができるので、100万円を借りても金利は6.0%です。
金利の違いは利息に差が出る
金利の違いによって利息がどれくらい違うのか、見てみましょう。
利息の計算は次の計算式で出すことができます。
みずほ銀行で200万円を30日間、もっとも低い2.0%で借りた場合と、もっとも高い14.0%で借りた場合の利息を計算してみます。
- 金利が2.0%の場合……200万円×2.0%÷365日×30日=約3,287円
- 金利が14.0%の場合……200万円×14.0%÷365日×30日=約23,014円
このように利息は7倍も違ってきます。やはり金利は少しでも低く借りるのが理想ですね。
みずほ銀行と他行のカードローンの金利を徹底比較
みずほ銀行カードローンだけを見ていると、その金利が高いのか低いのかよくわかりません。そこで、他の銀行と比較してみましょう。
主な銀行カードローンの金利
大手銀行のカードローンの上限金利と下限金利を比較してみました。
銀行名 | 金利 | 最大融資額 |
---|---|---|
みずほ銀行 | 2.0%~14.0% | 800万円 |
三井住友銀行 | 年1.5%~14.5% | 10~800万円 |
楽天銀行 | 1.9%~14.5% | 800万円 |
オリックス銀行 | 1.7%~17.8% | 800万円 |
三菱UFJ銀行 | 1.8%~14.6% | 500万円 |
上の表でもわかる通り、銀行カードローンの金利にはかなり幅があります。それぞれのもっとも高い金利を「上限(じょうげん)金利」、もっとも低い金利を「下限(かげん)金利」と呼びます。
銀行カードローンの上限金利と下限金利とは
下限金利はそのカードローンの最大利用限度額に適用される金利で、みずほ銀行カードローンの場合は800万円の利用限度額の人はもっとも低い2.0%の金利で借りられるということになります。
ただ、他の銀行は最大利用限度額がもっと低いので、同額のところで比較してみましょう。
どちらの銀行が低金利かは、同じ条件の上限金利を比較して初めてわかる
例えばオリックス銀行と三井住友銀行はどちらも最大利用限度額は800万円ですが、仮にこの額を借りた場合、それぞれの銀行の下限金利はオリックス銀行は1.7%、三井住友銀行は年1.5%とほぼ互角であることがわかります。
一方の上限金利はそのローンの中で利用限度額がもっとも少ない場合に適用されます。みずほ銀行カードローンの場合は利用限度額が10万円以上100万円未満の人が対象で、もっとも高い14.0%の金利が適用されます。
誰もが低い金利で借りたいと望むものですが、利用限度額がいくらになるかは審査の結果で銀行側が決定します。そのため、自分が希望する利用限度額が認められない場合もあります。
銀行カードローンの金利を比較する場合は上限金利を要チェック
上で紹介した各銀行の金利は上限金利と下限金利が示してあります。その中で下限金利はその銀行カードローンでもっとも利用限度額が多い人の場合です。
高額の融資はなかなか審査が通らないので、比較する場合は審査が通りやすい少ない利用限度額で見る方がいいでしょう。
各銀行カードローンの利用限度額ごとの金利比較
ちなみに各利用限度額ごとに金利を比較してみました。
銀行名 | 100万円未満 | 200万円未満 | 300万円未満 |
---|---|---|---|
みずほ銀行 | 14.0% | 12.0% | 9.0% |
三菱UFJ銀行 | 13.6%~14.6% | 10.6%~13.6% | 7.6%~10.6% |
三井住友銀行 | 年12.0%~14.5% | 年10.0%~12.0% | 年8.0%~10.0% |
楽天銀行(※1) | 14.5% | 9.6%~14.5% | 6.9%~14.5% |
オリックス銀行(※2) | 12.0%~17.8% | 6.0%~14.8% | 5.0%~12.8% |
※1:楽天銀行は利用限度額が300万円~350万円は4.9%~12.5%、350万円以上500万円未満は4.9%~8.9%となっています。
※2:オリックス銀行は100万円超150万円以下は6.0%~14.8%、150万円超300万円以下は5.0%~12.8%となっています。
みずほ銀行カードローンの金利は他行より確かに低い!
利用限度額が100万円未満の場合、みずほ銀行カードローンの金利は14.0%となっています。三菱UFJ銀行は14.6%、三井住友銀行、楽天銀行は年14.5%で、みずほ銀行よりも少し高くなっています。またオリックス銀行はもっと高く17.8%となっています。
同様にそれ以外の利用限度額の金利を比較しても、みずほ銀行カードローンの上限金利は同条件の他行よりもやや低くなっています。
みずほ銀行カードローンを低金利で借りるコツ
他の銀行よりも金利が低いみずほ銀行カードローンですが、より低い金利で借りる方法があります。
利用限度額を多く獲得すること
利用限度額は審査の結果次第ですが、利用限度額が高いほど低金利で借りられます。
利用限度額が多く獲得できると、それだけ低い金利で借りることができるのは大きなメリット。そのためにも他社の借り入れは抑えて、返済が遅れないように注意しましょう。
みずほ銀行住宅ローン利用者はカードローンの金利が優遇される
適用金利はご契約極度額に応じて異なりますが、住宅ローンの利用があればみずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げてもらえます。今でも他行よりも低いのに、さらに低くなるのはお得ですね。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
住宅ローンを借り入れても、限度額は自分では選択できませんが、そういった観点でもみずほ銀行カードローンを検討されるといいでしょう。
金利は変動する
みずほ銀行カードローンの金利は公式サイトにも掲載されています。しかし、ずっとその金利が続くというわけではありません。経済状況の変動などによって金利が変更になる可能性があります。その点も注意して比較検討することが大切です。