アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」はお得?金利や審査は?
複数の消費者金融でキャッシングを利用していると返済日が異なるため、つい忘れがちです。また、金利が高いことを知らずに借り続けていることも……。そんなときは借り入れを1社にまとめてしまいましょう。アイフルにはおまとめローン「おまとめMAX」があります。
アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」の特徴や金利、審査内容などをくわしくご紹介します。
アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」の特徴
アイフルの「おまとめMAX」は、現在アイフルを利用中または過去に利用したことがある人が対象で、他消費者金融のキャッシングが複数ある場合に一本化するためのものです。
アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」の特徴を次の点で見ていきましょう。
- 金利
- 対象となる借入
- 利用条件
アイフルのおまとめローンの金利
アイフルのおまとめローンの金利(実質年率)は12.0%~15.0%です。通常のキャッシングの金利は上限が18%なので、かなり低く設定されています。
アイフルのおまとめローンの「実質年率15%」とは?
多くの人は「実質年率」という数字で言われても、その金利が高いのか低いのかわからないのではないでしょうか。「実質年率15%」というのは、大体「10万円を1ヶ月借りた時の利息」が1200円になります。
キャッシングで実質年率が18%の場合の利息は1500円なので、そよりも当然低くなります。
アイフルの「実質年率15%」は銀行カードローンの上限金利に近い
また、消費者金融は金利が高いというイメージがありますが、実は銀行のカードローンの上限金利は「14.5%」が平均なので、アイフルのおまとめMAXは、それに近い金利ということです。
アイフルなどの消費者金融は、審査に通りやすい反面、銀行カードローンよりも金利が高くなっています。しかし、その金利差もアイフルのおまとめMAXの場合は、埋まるということですね。
アイフルと他社のおまとめローン金利を比較してみよう!
アイフルのおまとめローンと消費者金融の他社のおまとめローンの金利を比較すると下のようになります
キャッシングサービス | 金利(年率) |
---|---|
アイフル | 12.0%~15.0% |
プロミス | 6.3%~17.8% |
アコム | 7.7%~18.0% |
このように高い方の金利(上限金利)は、アイフルが断然安い、ということがわかります。逆に安い方の金利(下限金利)は、アイフルが高くなっています。
下限金利が高いというのは、どういうことか説明します。
アイフルの下限金利は12.0%と高め!
上限金利とは貸金業法で定められているもので、「これ以上高い金利で貸してはいけない」というものです。上限金利は借入金額が10万円未満の場合は年20%、10万円以上100万円未満の場合は年18%、100万円以上の場合は年15%となっています。
一方、下限金利はそれぞれの金融会社が定めているもっとも低い金利です。
プロミス・アコムのおまとめローンは高額を借りると安い!
一般には借入金額が多いほど金利は低くなっていきます。つまり限度額が高く「たくさん借りる時」は、アイフルよりアコム・プロミスのおまとめローンの方がいい…ということになります。
ちなみにプロミス・アコムのおまとめローンは「300万円」で、上に書いた下限金利に到達します。実際に利用する場合は自分の借入額と金利を調べてみましょう。
アイフルのおまとめローンのおまとめ対象
アイフルのおまとめローンの対象となるのは、他社の消費者金融など貸金業者からの借り入れ額です。クレジットカードでのショッピングなどはおまとめ(借り換え)の対象外になります。
クレジットカードのショッピング残高は審査対象になる
借り換えの対象は貸金業者からの融資ですが、審査はクレジットカードのショッピング残高なども含まれます。
例えば消費者金融のA社で30万円、B社で40万円、C社で25万円の借入がある場合、合計の95万円がおまとめ(借り換え)の対象になります。
しかし、クレジットカードでのショッピングの残高が30万円残っている場合は、審査の際にそれも含めて審査されます。そのため、ショッピングの返済が多く残っている人は審査が通りにくい可能性があります。
アイフルのおまとめローンの利用条件
アイフルのおまとめローンが利用できるのは、次の条件を満たす場合です。
- 満20歳以上
- 定期的な収入があり返済能力がある人
- アイフルの基準を満たす人
- アイフルで現在または過去に利用がある人
なお、アイフルでの利用が初めての場合は「おまとめMAX」ではなく「かりかえMAX」を利用することになります。
アイフルのおまとめローンは返済専用
通常のキャッシングは利用限度額の範囲内なら返済して、また必要なときに借りるということができます。しかし、おまとめローンは「返済専用」です。そのため、申し込んで借金を一本化するためのお金を受け取ったら、そのお金で他社の借り入れをすべて返済してしまいます(場合によってはアイフルが直接借入先に返済することもあります。)。
その後はアイフルに返済を続けるだけというシステムです。
まずアイフルで全額返済してから今後の借り入れを考えましょう
「もう借りられないのか…」とがっかりする人がいるかも知れませんが、おまとめローンは複数の借入先に返済するのをアイフルでひとつにするためのものです。そうやって多重債務から救済するのが目的です。おまとめローンを利用して借金を完済してしまいましょう。
アイフルのおまとめローンの申し込み方法と審査
アイフルのおまとめローンの申し込みと審査についてくわしく見ていきましょう。下記は「おまとめMAX」に申し込んだ場合です。
アイフルのおまとめローンの申し込みの流れ
おまとめローンの申し込みは次のような流れで進めていきます。
- 電話またはインターネットで申し込み
↓ - 審査を実施
↓ - 審査が通ったら契約
A:契約書類に記入して郵送
B:アイフルの店頭に出向いて書類に記入
↓ - 契約成立・カード発行
↓ - 融資の実行
↓ - 他社への返済
電話申し込みでもネット申し込みでも他社の借入状況を聞かれるので、メモに書き出すなどして把握しておきましょう。また、申し込み時には以下の書類が必要になります。
本人確認書類 | 運転免許証またはパスポート、マイナンバーカードなど |
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収入証明書類 | 源泉徴収票または直近2ヶ月分の給与明細書、または確定申告書や所得証明書など |
他社借入条件を証明できる書類 | 契約書、ATMで取引した際の明細、ご利用代金明細書など |
アイフルのおまとめローンの審査は厳しい?
アイフルのおまとめローンの審査は、厳しいとも甘いとも言えません。人によって信用度が異なるからです。
アイフルで審査される信用情報とは
クレジットカードを作ったり、銀行や消費者金融などの金融機関でお金を借りたりするときに、金融機関が申し込み者の状態を調べる内容を信用情報といいます。
おまとめローンやキャッシングを申し込むと、金融機関では「信用情報機関」に問い合わせて次のような内容を調査します。
- 借り入れ状況…どこの会社でいくら借りているか
- 返済状況…返済に遅れがないかどうか
- 利用残高
- 債務整理や自己破産の経験の有無
- 本人情報
これによって「この人には貸してもいいかどうか」を判断します。
これはどの金融機関でも行っていることなので、アイフルだから特に審査が厳しいとか甘いということはありません。おまとめローンを利用しようと考える人は複数の借入があるということです。そのため審査はしっかりとされると考えられます。
普通のアイフルの申込みよりは審査は厳しくなると思われます
ただ、それを救済するのがおまとめローンなので、しっかりと収入を得ていることがわかり、かつ極端な返済遅延や自己破産の経験などがなければ審査は通りやすくなります。もし複数社から借り入れがある場合は少しでも早くに一本化して完済するのがおススメです。
アイフルのおまとめローンは総量規制の対象外!
通常、消費者金融でお金を借りる場合は総量規制が定められていて、年収の3分の1までしか借りられません。ところがおまとめローンの場合はこの総量規制の対象外になります。アイフルの「おまとめMAX」も同様です。
アイフルを縛る総量規制とは?
総量規制とは貸金業法で定められた制度で、年収の3分の1以上は借りられないように規定したものです。
総量規制が設けられる以前は借り過ぎて返済ができずに苦労する人が多くいました。そこで2006年に貸金業法で総量規制という規定を設けました。ただ、段階的に実施されたため、完全にこの規定が施行されたのは2010年と言われています。
他社を含めて貸金業者(消費者金融)での借り入れが年収の3分の1以上は借りられなくなっています。(銀行のカードローンやクレジットカードのショッピングなどは含まれません。)
ただし、おまとめローンは総量規制の対象外になっています。年収の3分の1以上でも借りることができます。
なぜアイフルのおまとめローンは総量規制の対象外になるのか?
アイフルのおまとめローンは「借金の一本化のために用意されたプラン」で、これは消費者の救済のためのものです。こういうシステムは、貸金業法では「顧客に一方的に有利になる借り換え」と表現されていて、奨励されているのです。
つまり、「借金の一本化のために、一時的に総量規制を超える」ということで、おまとめローンの場合は、総量規制を超えるのが許されています。アイフルの場合もおまとめローンなら総量規制を超えて借りることが可能なのです。