おまとめローンの審査基準は?申請前に必ずチェックしておくべき4つの項目!
本記事では「おまとめローン」を利用して一本化する際の、特に注意するべきポイントについて解説していきます。総量規制は?審査基準は難しい?などの疑問を解決していきます♪
この記事の目次
複数の金融業者から借り入れを行なっている方は、おまとめローンと呼ばれる「ローンの一本化」をすることで、返済額が減る場合があります。
そこで本記事では、「おまとめローンの審査基準」にスポットを当てて、必ずチェックしておきたいポイントを紹介していきます。この記事を読んで、あなたの負債額が少しでも減少するように頑張りましょう。
こんな方に「おまとめローン」がおすすめ!
おまとめローンとは、複数の金融業者から借り入れを行なっているローンを一本化させる金融商品で、銀行や消費者金融、信販会社で商品の提供を行なっています。これは、ローンを一本化させることで、金利や毎月の返済額を減らし、利用者の負担を軽減する目的で商品化されました。いわば、多重債務者への救済サービスと言えます。
おまとめローンに向いている方
- 複数の金融業者から借り入れを行なっている方
- 業者ごとに返済日が違って、毎月の返済日の把握がし辛い方
- 業者ごとに金利が違って、返済総額の把握がし辛い方
このような方には、おまとめローンが向いていると言えるでしょう。ぜひおまとめローンの審査を通過させて、少しでも返済負担を減らしてみましょう。
気になる総量規制は?
総量規制とは、借入額は利用者の年収の3分の1以内に収めなければならないと貸金業法で決められています。仮に年収300万円の方は、3分の1の年間100万円までしか借り入れができません。
この総量規制は、おまとめローンをすることで借入れ総額が年収の3分の1を超えてしまう場合、おまとめローンの対象外にならないか気になるポイントだと思います。しかし利用者にプラスとなる場合は、例えば返済総額が減ったり、金利が下がったりする場合、この総量規制の適用外となり例外が認められます。おまとめローンも利用者の救済措置の商品ですので、この総量規制を受けません。
気をつけたいのは、各業者によっては「おまとめローンでも総量規制を適用」している業者もあり、年収の3分の1を超える場合は受け付けてもらえない場合があります。申請前には金融業者をよくチェックしてみましょう。
おまとめローンの審査基準は厳しい?
審査基準は一般的に厳しいと言えます。これは、ローンの一本化をすることで、特定の一社での借入額が高くなるため、審査が厳しくなる傾向にあります。また、おまとめローンは、「複数の金融業者から借り入れを行なっている多重債務者」が対象になるので、金融業者が利用者をマイナスイメージで見てしまうのは仕方のないことですよね。
しかしながら、救済措置の側面もあるので「今までの借入れの返済履歴が優良」であれば問題なく審査を通過させることも十分に可能です。ただし滞納や未納など、返済時にトラブルがあった場合は、その分審査のハードルが高くなります。過去に滞納や未納の覚えがある方は気をつけてください。
おまとめローン審査の際に必ずチェックしておきたい4つのポイント
では、この記事のメインテーマである「おまとめローン審査」の際に、必ずチェックしておきたい4つのポイントを紹介していきます。
おまとめローン審査の際にチェックする4つのポイント!
- 返済のトラブル履歴
- 借入の件数
- 短期間でのキャッシング多重申し込み履歴
- 年収などの利用者のステータス
上記項目が、おまとめローン利用時の重要なポイントとなります。項目ごとに詳しく説明していきましょう。
1.返済のトラブル履歴
これは先ほどもお伝えしていたように、金融業者から最も重要視される項目です。もし利用者の過去の返済トラブルが発覚した場合は、スムーズに「おまとめローン審査」を通すことが難しくなります。
これは、利用者が複数の金融業者から借り入れを行なっていることに合わせて、過去の返済トラブルがある場合は「踏み倒しの恐れ」や「再度滞納や未納の恐れ」があるからです。もし滞納履歴がある場合は、最低でも2年間は金融業者が確認できる信用情報(=クレジットヒストリー)に履歴が残りますので、十分に気をつけてください。
2.借入の件数
おまとめローンをする際、この借入の件数もチェックされます。もちろん数多くの金融業者から借りているほど、審査が通過しにくくなります。また、よく言われていることは、借入の件数よりも、一社からの借入額の高さが審査時に重要視されると言われています。借入額の高さは、利用者の信用情報にも繋がるという理由からです。
例えば、一社から50万円しか借入ができない人と、100万円借入できる人と比べてみると、100万円借入ができる人の方が信用情報が優れていると考えられますよね。過去の借入の返済が滞りなく完済したので、信用情報のステータスが上がり、「借入の限度額が増枠された」と想像できます。
このように、少ない金融業者から借り入れを行っていて、一社ごとの借入額が高額である場合は、審査に通りやすいと言い換えられます。
3.短期間でのキャッシング多重申し込み履歴
実はキャッシングを金融業者へ申請した場合も、申し込み履歴がしっかりと残ります。キャッシング審査が通らずに、短期間(直近6ヶ月)で多くの金融業者へ申請を行っていた場合は要注意です。
多重でキャッシング申請を行った場合は、もちろんその他の金融業者にすぐにバレてしまいます。審査に落ちると、どんな理由であれ「キャッシング審査に落ちた人」というマイナス要素が付与されてしまい、これからの「おまとめローン一本化」へも狭き門となってしまいます。
1度審査に落ちてしまった場合は、よくご自身の要因(=審査に落ちた原因)を考えて、信用情報がキレイになる6ヶ月後をメドに再度申請するのがベストですね。再申請する時は同じ業者だと過去の履歴が残っていますので、別の業者へ申請してみましょう。
4.年収などの利用者のステータス
信用情報の基礎となるステータスのことを指します。もしあなたが、過去の支払いが滞りなく完済しているからといっても「無職」だったら、申請は通りませんよね。会社員で勤続年数5年など、一般的なステータスがあれば、まず問題ありません。
ポイントを押さえてじっくりと審査通過を目指しましょう!
上記の4つのポイント、金融業者が重要視する項目をじっくりとチェックし、必ず「おまとめローン一本化」を実現させてみましょう!
代表的なおまとめローンサービスをご紹介!
では、おすすめできる「代表的なおまとめローンサービスの金融業者」について紹介していきます。主に有名どころは下記の3つです。
金融業者のおまとめローンのサービス
- アイフル|おまとめMAX
- プロミス|おまとめローン
- アコム|借換え専用ローン
アイフル|おまとめMAX
アイフルは「おまとめMAX」という一本化サービスを行っています。
サービス名 | アイフル|おまとめMAX |
---|---|
融資上限 | 500万円まで |
契約額 | 利用者の指定の契約額(極度額)の範囲内かつ、プロミスが決定した金額 |
借入利率 | 12.0%~15.0%(実質年率) |
遅延利率 | 20.0% (実質年率) |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
ご返済期日 | 毎月払い |
返済期間・返済回数 | 借入日から最長10年/1~120回 |
対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 |
資金使途 | 貸金業者債務の借換え |
担保・保証人 | 不要 |
総量規制 | 対象とならない |
アイフルは最大15.0%という利息の低さで人気があります。しかも上限が500万円までと高額になっていて、おまとめローンには一押しの金融業者です。
プロミス|おまとめローン>
プロミスが提供しているのは「おまとめローン」というサービスです。
サービス名 | プロミス|おまとめローン |
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融資上限 | 300万円まで |
契約額 | 利用者の指定の契約額(極度額)の範囲内かつ、プロミスが決定した金額 |
借入利率 | 6.3%~17.8% (実質年率) |
遅延利率 | 20.0% (実質年率) |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
ご返済期日 | 5日、15日、25日、末日の中から選べる |
返済期間・返済回数 | 借入日から最長10年/1回~120回 |
対象者 | 年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方 ※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合は申込み可能 |
資金使途 | 貸金業者債務の借換え |
担保・保証人 | 不要 |
総量規制 | 対象とならない |
特筆すべきポイントは、対象者が「安定した収入がある方」となっている点です。少額の金額であれば、「フリーター」や「学生」でも審査通過も十分に考えられます。
アコム|借換え専用ローン
続いてはアコムが提供する「借換え専用ローン」です。
サービス名 | アコム|借換え専用ローン |
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融資上限 | 300万円まで |
契約額 | 利用者の指定の契約額(極度額)の範囲内かつ、プロミスが決定した金額 |
借入利率 | 7.7%~18.0%(実質年率) |
遅延利率 | 20.0% (実質年率) |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
ご返済期日 | 毎月払い |
返済期間・返済回数 | 借入日から最長13年7ヵ月/2~162回 |
対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 |
資金使途 | 貸金業者債務の借換え |
担保・保証人 | 不要 |
総量規制 | 対象とならない |
サービス内容的には「アイフル」や「プロミス」にやや軍配が上がるでしょう。ただし、決して使いにくいサービスではありません。安心しておまとめローンのサービスを利用できるでしょう。
どのサービスも「総量規制」の対象にはならない!
どの金融業者のサービスを選んでも「総量規制」の対象とはならないので、この部分で
まとめ 条件さえクリアしていれば「おまとめローン」へは比較的カンタンに移行できる!
本記事では、「おまとめローン」を申請する際に必ずチェックしておきたいポイントについてみてきました。条件さえクリアできていれば、あとは審査通過を待つのみです。あなたが社会人でキャッシング滞納などのトラブルが無ければ、必ずおまとめローンの審査を通過できます。
もう一度記事をよく読んで、チェック項目を調べてみるのも良いでしょう。申請も思っているよりカンタンで難しくありませんので、ぜひ負債額の減少に向けて「おまとめローンで借入れ一本化」のチャレンジしてみてはいかがでしょうか。