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奨学金で借金地獄?在学中500万借りるとその後20年毎月3万の支払いに!

カードローンの返済 2021/10/29 13162view

奨学金を返済できない人が増えています。毎月10万円借りて、卒業後に毎月3万円近く返済しても、完済までには20年かかります。「奨学金はサラ金より悪質」という意見もありますが、実際は低利の融資です。

奨学金で卒業

日本学生支援機構の奨学金―。大学生の多くが利用するものですが、この返済が意外と大変ということは、最近多くの場所で言われています。

卒業後毎月27000円返済しても、完済には20年かかり、適用される金利によっては、利子だけで170万円近くにもなります。ここではそのような奨学金の返済の実態をまとめます。

4年間毎月10万円借りると、利子総額は166万円

奨学金の利息というのは、思いの外大きいです。たとえば下のような条件で借りて、返済した場合、利子総額は166万円になります。

  • 在学中、毎月10万円借りる(総額約500万)
  • それを卒業後20年で返済する
  • 卒業後の返済額は、毎月27000円

…という条件です。「割と普通」でしょう。でも新卒の会社員の場合、毎月2万7000円返済するだけでも、かなりハードです。

ある程度年数が経ったら経ったで、今度は結婚したり、その他もろもろお金が必要。一流企業に就職した人でもない限りは、20年かけて返済するというのはよくあることです。

一般的なパターンでも、約170万円の利息

奨学金の借金が重くのしかかる

このように「割と一般的な借入・返済のパターン」でも、166万円…つまり「約170万円」という莫大な利子総額になるわけですね。480万円借りて、利息だけで170万円払うわけです。

20年分割とはいえ、170万円を利子だけで払って平気…という人はいないでしょう。このように、奨学金という名前であっても、実際にはかなりの利息を取られるのです。

一種の奨学金だったら無利息で借りられる

ここまで書いたのはあくまで有利子の「二種」の奨学金の話。無利子で借り入れできる「一種」の奨学金だったら、利息はまったくついてきません。

一種の奨学金を借りるには、親の収入や学生時代の成績など、一定の条件を満たす必要があります。しかし、借りたお金自体は全部返済するので、それほど厳しい条件ではありません。

一種の奨学金を借りる条件・基準

平均よりも少し上の成績が必要です

受験のイラスト「試験中の女子学生」

まず、学力については、高校時代(もしくは高専時代)の最後の二年間の成績が「平均で3.5」という条件。つまり「全部4か3」だったらいいわけですね。わかりやすく言うと。

また、高校に通っておらず、いわゆる大検によって大学に入る場合は、これに匹敵するような試験結果であればいい…とのことです。学校の先生の印象によって決められない分、こちらの方が実力で取ることができ、わかりやすいですね。というように、全教科「3か4」でいいので、それほど難しくはないのです。

お金持ちは当然受けられません

あとは、親の収入ですが、これについては「自宅から通うかどうか」「家族の人数は何人か」などの条件によっても異なります。

ただ、これも難しいことはなく「親が金持ちでなければOK」というのが、大体の基準。たとえば3人世帯(一人っ子)だったら、親のお給料が「737万円以下」であればOKです。

大抵の親の収入はこれに該当するはずなので、要は成績が上にも書いた通り「平均3.5」であればいいのです。

基本的には、奨学金の金利は安い

上のように書いたものの、実は奨学金の「金利3%」というのは「最大時」のもの。奨学金の金利は変動するので、固定で「何%」とはいえませんが、大体0.3%~1%で推移します。

つまり、実際には先に書いたような「利息だけで170万円」というような悲惨なケースは滅多にないんですね。一応稀にあるので、こうしたケースが有識者の間でも取り上げられているのですが、実際にはめったにないのです。

0.3%の金利で借りた場合、20年でも利子は20万円程度

たとえば最初から最後まで0.3%の実質年率で借りられた場合―。この時の利子総額はかなり安くなります。

概算すると大体20万円。20年かけて返済して、利子総額が20万円だけ、ということです。

つまり「1年で1万円だけの利息」ですね。これは消費者金融はもちろん、銀行カードローンでもありえないくらいの安さ。奨学金という制度がいかにありがたいか、こういう金利の場合は実感するでしょう。

まとめ『一部の例外以外は、奨学金は活用すべき』

このように、ほとんどの人の場合は、奨学金を借りることにはメリットがあります。少なくとも、消費者金融や銀行カードローンで借りるよりは断然いいでしょう。

ただ、稀に3%のような金利がつくこともあるので、自分に適用される金利がいくらかどうかは、しっかり把握する必要があります。把握していなかった人が、世間でいわれる「奨学金地獄」に陥っているわけです。

しっかり勉強して、しっかり就職、しっかり稼ぐ!

また、卒業後しっかり就職する…あるいは起業でも何でもいいので「がっつり稼ぐ」ということも大事です。奨学金の返済が問題なくできるのは、あくまで世間の平均年収レベルで稼いでいた場合です。大学を出てもフリーターをやっていては、返済はかなり厳しいです。

そして最後に「これだけのお金を借りて、大学に通う価値があるか」を考えましょう。ホリエモン(堀江貴文氏)などは、「ない」とバッサリ切り捨てています。

奨学金が高いか安いか、損か得かを考える前に、まず「自分にとって、大学に入るのは本当に必要か」を考えましょう。

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