カードローンで借りたお金、毎月いつごろ返してる? 借金の一番お得な返し方
キャッシングの返済日は「毎月決まった日」「35日ごとに返済」という2通りを選べます。35日ごとに返済すると、お金がない時は支払いを先延ばしにできて楽ですが、利息は大きくなります。
カードローンの返済のタイミングですが、「毎月○○日に返済する」という方法と「35日ごとに返済する」という方法があります。
前者の方がわかりやすく、後者の方が支払いの間隔が長くなります。つまり、返済を先延ばしにしたい人にとっては、後者の返済方法の方がお得ということです。
返済日を先延ばしにしても、利子総額が多くなるだけ
言うまでもありませんが、35日ごとの返済にして、返済日を先延ばしにすればするほど、トータルの利子総額は大きくなります。そのため、別にお得でも何でもないんですね。
ただ、「今月からしばらく、生活費がピンチ」という時は、5日だけでも返済を先延ばしにできる方がいいかも知れません。特に2月の場合は、28日から35日に伸びるということで、実質1週間の猶予をもらえるのと同じです。
ということで、生活費がギリギリで、キャッシングに頼って生活している…というような人の場合、メリットがあるでしょう。しかし、普通の人の場合は、わざわざ35日ごとの返済にする意味はないので、普通の「期日指定」の方法をおすすめします。
毎月一定の期日で返済した方が、遅延・延滞のリスクがない
毎月○○日が返済日…というように決まっていると、当然返済の延滞・遅延のリスクが下がります。特に銀行引き落としを設定しておけば、自分がその日にわざわざ返済しなくても、自動的に返済できます。
毎月確実に引き落とされます。手数料も無料
もちろん、銀行口座の残高はしっかり確保しておく必要がありますが、それさえできていれば、銀行引き落としは一番簡単かつ確実な返済方法なのです。
という銀行引き落としが利用できるという点でも、毎月決まった日に返済する方が、断然有利なんですね。人間の生活は、借金の返済でも何でも、一定のペースを常に安定して保つ方が効率がいい…ということを意識してください。
任意返済(臨時返済)は、早くしすぎないように注意
返済のタイミングに関して一番注意すべきことは「任意返済(臨時返済)」のタイミングでしょう。つまり、通常の返済に加えて、さらに追加で自主的に返済する…というものです。
これが、次回の支払日に近づいていれば、次回の支払いとしてカウントしてもらえます。つまり、そこから1ヶ月以上、返済をしなくても大丈夫ということですね。
元本の早期返済なのか、毎月の定期返済なのか、扱いに注意しましょう
しかし、たとえば次の返済日より15日以上前など「早すぎる」場合―。これは「次回の支払い」としてはカウントされず「普通に残高が減るだけ」です。
もちろん、それでもいいのですが「これで次回は支払いしなくてもいい」と勘違いしていると、次回の返済日に遅延してしまい、大変なことになります。(といっても、連絡が来たらすぐに返済すればいいので、それほど大変ではありませんが)
…というように、返済の日にちについて言うと、特に重要なのはこの「任意返済は、あまり早すぎるのはよくない」ということ。それ以外は、特に重要なことはありません。
任意返済が早すぎた場合も、翌月普通に返済すればいいだけ
言うまでもなく、任意返済が早かった場合も、別に何かペナルティがあるわけではありません。ただ翌月も予定通りの返済が待っているというだけのことで、何かデメリットが発生する…というわけではないのです。
とにかく早く返済するように意識しましょう
というわけで、返済日をいつにするかということは「返済計画に、まったく影響しない」と考えてください。もちろん、ずっと35日で返済し続けた人は、それだけ利子総額が高くなるので、悪い意味で返済計画に影響することはあります。
ただ、それも5日分の利息の集合なので微々たるものですし、結論からいうと、返済日がキャッシングの利用に影響する度合いは、大したことがないと考えていいでしょう。
返済日を指定できる場合、給料日の直後の指定がベスト
業者・銀行によっては、返済日を自分で自由に選べることも多いです。また、銀行引き落としの期日についても「提携銀行だったら、自由に選べる」という消費者金融も多くあります。
こうして銀行引き落としの期日を選択できる場合、「給料日の直後」に指定するのが一番いいでしょう。これだったら確実に銀行口座に現金が残っているので「引き落とせませんでした」ということが少なくなります。
銀行引き落としに失敗しても、即座には問題ないが…
キャッシングの銀行引き落としは、できなくても即座に問題が発生するわけではありません。しかし、一日でも返済に遅れれば、その会社内ではいわゆる「社内ブラック」としてマイナスの履歴が記録されます。
そして、その関連会社や組織であれば、やはり同じように新規の審査や融資枠の増額が不利になる…ということもよくあります。
社内ブラックリストに掲載される可能性があります
プロミスやSMBCモビットで延滞すると、同じ系列である三井住友銀行のカードローンの審査で不利になる…という可能性があります。
このように、うっかりミスの返済忘れでも、その後色んな審査に影響することがあるので、そうしたミスを防ぐためにも、銀行引き落としの期日は、給料日直後の指定するのがいいでしょう。