返済最低金額で検証! ソニー銀行のカードローンはやっぱり凄かった!
ソニー銀行カードローンは「最低返済額が安い」のがメリット。「月々の最低支払額が2000円」という安さです。三菱UFJ銀行と並んでトップの金額となっています。
ソニー銀行のカードローン「MONEY Kit」(マネーキット)。ネット専業銀行の強みを活かし、低金利や低手数料によって人気を得ているカードローンです。
ソニー銀行のカードローンの強みの一つは「月々の最低返済額が小さい」こと。最低2000円からという少額ですが、これは銀行カードローンの中で一番安いレベルです。
主な銀行カードローンの最低返済額一覧&比較
ソニー銀行の「月々2000円から」という最低返済額は、どのくらい安いのか。比較するために、主要な銀行カードローンの最低返済額を、一覧にしてみましょう。
銀行&カードローン名 | 最低返済月額 |
---|---|
ソニー銀行カードローン | 2000円 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 2000円 |
楽天銀行スーパーローン | 3000円 |
みずほ銀行カードローン | 1万円 |
三井住友銀行カードローン | 2,000円 ※毎月のご返済は、返済時点でのお借入残高によって約定返済金額が設定されます。 |
住信SBIネット銀行カードローン | 1万円 |
一覧&比較は以上です。以下、考察です。
最低返済額2000円は、ソニー銀行と三菱UFJ銀行のみ
上の一覧の中では、月々の最低返済額が2000円というのは、ソニー銀行以外では三菱UFJ銀行(バンクイック)だけ。楽天銀行などが3000円で続いていますが、そこから先は7000円~1万円と、一気に跳ね上がります。
最低返済額2000円というのが、いかに安いかわかるでしょう。もちろん、地方銀行などマイナーな銀行のカードローンも入れたら、他にも2000円の所はあるかも知れません。
しかし、大手の中ではソニー銀行がトップレベルに安い、というのは確かです。
最低返済額2000円以下は、基本的にありえない
こういうランキングを見ていると「もっと安い金額があるのでは?」と思うのが人の常。しかし、キャッシングの最低返済額について言えば、2000円以下はまずありえません。
というのは、消費者金融も銀行カードローンも、一番小さい借入限度額が「10万円」のため。10万円を1ヶ月借りたら、銀行カードローンで1200円、消費者金融で1500円の利息が発生します(概算)。
ということは「最低返済額1000円」では、利息分にもならないわけですね。そのため、どうしても「2000円」は必要なのです。
実は「利息のみの支払い」でもOK
上の説明を読んで「だったら、利息の1200円や1500円だけ払えば?」と思った人もいるでしょう。その通りです。実はこの「利息だけ」というのが「本当の最低支払額」なんですね。
一応、ルールとしては「利息+元本」の「2000円」が最低返済額になっています。しかし、もしそれで返済できない場合は「利息だけでもいい」というルールになっているんですね。
これは、銀行カードローンでも消費者金融でも同じです。支払日の前に電話連絡する必要がありますが、こういう意味では「2000円以下の最低返済額」も、一応存在します。
ただ、当然非公式であり、その人の借入金額によっても違います。というわけで「全員共通の、キャッシングの最低返済額」というのは、一番安くても2000円なのです。
ソニー銀行の最低返済額は、その2000円のラインをキープし、トップで安いわけですね。
最低返済額が安いカードローンでも、極力早期の完済を
当然ですが、最低返済額が安いからといって、いつまでもゆっくり返済していてはいけません。ソニー銀行のような安い最低返済額に甘えるのは、あくまでお金がない一時期のみ。
金欠のピンチさえ切り抜けたら、後は一気に完済に向かう…というのが正しいやり方です。最低返済額など大幅に超えて、返済日以外の日でもどんどん臨時返済(任意返済)をし、一日でも早く完済する―。というのが、正しいキャッシングの返済の仕方です。
ソニー銀行の最低支払額のメリットは、あくまで金欠時のみ
これはソニー銀行だけではありませんが、「最低支払額が小さい」という銀行や消費者金融のメリットは、あくまで「金欠時のみ」のもの。金欠さえ切り抜けたら、これはもうメリットではありませんし、早くそうなるべきなのです。
もちろん、金欠のピンチを救ってもらえるというのは、ありがたいこと。特に一人暮らしの人などは、お金がないせいで食費を削って体を壊したり、歯医者に行けなくて虫歯を悪化させたり…ということがよくあります。
そうなるよりは借金した方がいいし、その返済の負担が小さいソニー銀行のようなカードローンは便利でしょう。ただ、あくまでそういう「一時のメリット」ということは、強く意識してください。
最低返済額のペースだと、トータルの利子が莫大になる
ソニー銀行だけではなく、どの銀行カードローン・消費者金融でも、最低返済額を守って返済していると、大変なことになります。当然ですが、ゆっくり返済するほど利子総額が膨大になるからです。
どのくらい利子が膨らむかは、もちろんケースバイケース。しかし、大体の目安として、最低返済額のペースでずっと返済すると、完済時には、借りた金額と同じだけの利息を払っている…というのが一般的です(完全に同じでなくても、ほぼ同じ金額です)。
このくらい「ゆっくり返済する」というのは、危険なのです。生活のピンチさえ切り抜けたら、最低返済額など無視して、どんどん臨時返済していきましょう。