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キャッシング審査のスコアリングとは?返済をしっかりすれば信用度=スコアも上がる!

借入までの審査 2021/10/29 4897view

スコアリングのスコアとは個人信用情報などの信用度を点数化したもの。スコアリングが高いほどキャッシング審査に通りやすくなります。スコアを上げる方法はクレジットカードやカードローンで借り入れをして返済することです。

スコアリング

キャッシングの審査はさまざまな要素を元に融資できるかどうか、また融資額の判断をしています。

キャッシング審査を左右する要素のひとつに「スコアリング」と呼ばれるものがあります。これは「この人にお金を貸しても大丈夫かどうか」を測る成績表のようなものなのですが、どんな内容なのでしょうか?

キャッシングの審査で重要な役割を持つスコアリングとは

「スコアリング」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
一般にはあまり用いない言葉ですが、キャッシングの審査ではスコアリングという点数をつけて審査時に利用しています。

キャッシングのスコアリングの点数

スコアリングは融資に対しての一種の成績表や通知表のようなもので、各項目ごとに点数がつけられています。ただ、具体的な項目や点数がどのように決まるのか…といったことは一切公表されていません。

スコアリングの評価基準はカードローン会社によって異なる

スコアリングはキャッシングやローン、クレジットカードなど金融商品を扱う金融機関で採用されていますが、審査の項目や基準は各社で異なり、それぞれに独自の評価基準があります。

そのため、A消費者金融では審査に落ちた人でも、Bキャッシングでは借りられたということが起こり得ます。

キャッシングのスコアリングの点数はどうやって決まる?

スコアリングの点数はどのようにして決まるのでしょうか?
これも各金融機関によって異なりますが、予想される項目を元にご説明していきます。

キャッシングでスコアリングに関わる要素

具体的な内容はわかりませんが、申し込み時に記入する内容はスコアリングに必要な項目であることが予想されます。申し込み時には、下記のような内容を記入します。

  • 本人情報
  • 住まいの情報
  • 勤務先の情報
  • 他社の借入状況
    など

それぞれについて、スコアリングにどう影響するのかを見ていきましょう。

本人情報によるスコアリング

本人情報では氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレスなどを記入します。これらは審査時に信用情報機関に照会する際に必要になります。

また、他人がなりすまして申し込むのを防ぐ目的もあります。

スコアリングには独身が有利?既婚者が有利?

本人情報では家族構成を記入する欄があります。独身か既婚か、子どもがいるかどうか、世帯年収などを聞かれます。もし本人に返済ができなくなったときに、世帯年収が高ければ家族が返済する可能性があると判断されるからだと思われます。

また、独身が有利なのか、既婚者が有利なのか、子どもがいる方がいいのか、そうでないのか…などの評価も各社で異なります。どちらがいいのかということは、一概には言えません。

住まいの情報によるスコアリング

住居に関しては、次のように意外と多くの質問事項があります。

  • 住所
  • 持ち家か賃貸か
  • 自己所有か家族所有か
  • 一戸建てか集合住宅か
  • 集合住宅の場合、マンション、アパート、社宅、公営住宅、寮、下宿のいずれか
  • 居住年数
  • 住宅ローン、家賃の自己負担額

持ち家と賃貸、スコアリングではどっちの点数が高い?

持ち家か賃貸か、どちらが審査では有利になるでしょうか?

これはさまざまな考え方があります。

持ち家の場合、住宅ローンを組んで返済中というケースが多いのではないでしょうか。
住宅ローンの借入額は審査時の他社借入件数や金額に含まれることはありませんが、住宅ローンを抱えながらキャッシングを申し込んで返済できるのかどうかという目で見られます。そのために住宅ローンの自己負担額も記入するようになっています。

一方で、持ち家の場合は、そう簡単に引っ越すことはないだろうと判断されます。万が一、返済できなくなった場合に夜逃げのリスクがあるかどうかという点で見ると、持ち家の方がリスクは少ないと考えられるのです。

逆に賃貸でアパート住まい、居住年数が短い場合は、夜逃げのリスクが高いと判断される可能性があります。

ただし、これも評価基準はそれぞれの金融機関によって異なります。そのため、どちらがスコアリングの点数が高いかはわかりません。

持ち家で住宅ローンなしがスコアリングでは高得点

上記のことを考えると、持ち家で住宅ローンがなく居住年数が長い人の点数が高いということになります。

ただ、居住年数は何年くらいなら高得点になるのか……といったことは一切わかりません。また、キャッシングの申し込みでは、これらは自己申告になるため、あくまでも参考程度に聞いていると受け止めるといいでしょう。

なお、本当は賃貸なのに一戸建ての持ち家と書いても、住所欄に「A棟3-1」や「〇〇号室」と記入するとウソがバレてしまいます。注意してください。

勤務先の情報によるスコアリング

勤務先に関しても、スコアリングで点数が付けられると言われています。これは職業を差別するという意味ではなく、倒産(=失業)のリスクがないか、収入が安定して入るかどうか、収入が高い職業かどうかなどを評価するためと考えられます。

公務員は安定性が抜群なのでスコアも高い

勤務先は次の順で評価が高いとされていますが、これも評価は各社で異なります。

  • 公務員
  • 大企業
  • 中小企業
  • パート・アルバイト
  • 自営業

近年は大企業でも不祥事や経営方針などの影響で事業縮小や人員整理を行うケースがよく見られます。そのため、必ずしも大企業だから安定とは言えない時代になってきました。

そういう点でも公務員は比較的安定しているとみられます。しかし、これだけで判断され
ることはありません。

年収と勤続年数はどれくらいスコアリングに影響するか

やはり年収は多ければ多いほど、スコアリングの評価は高くなると思われます。年収はスコアリングだけでなく、消費者金融の総量規制にも関する点なので、申し込み時には正しく記入するようにしましょう。

なお、消費者金融では融資希望額が50万円を超える場合や他社の借入額との合計が100万円を超える場合は収入証明書を提出しなければなりません。

一方、勤続年数も長い方が評価は高くなるでしょうが、最近は転職してステップアップするケースもあるため、勤続年数が審査結果に大きく影響するとは考えにくいです。ただし、年齢の割に勤続年数が短く、しかも年収も少ないという場合は、融資額が下がる可能性があります。

健康保険証でさまざまなスコアがわかる

健康保険証を提出すると、そこから下記のようにさまざまなことがわかります。

勤務先 公務員は共済組合、会社員は全国健康保険協会や健康保険組合、自営業は国民健康保険に分かれる
勤続年数 健康保険証の資格取得年月日から入社日がわかる
扶養家族かどうか 健康保険証に「家族(被扶養者)」とあれば扶養家族であることがわかる

社会保険の場合、保険者番号から国家公務員か地方公務員か…といったこともわかります。また、扶養家族ならば収入が少ない、または専業主婦(主夫)であると判断できます。

他社からの借入状況によるスコアリング

他社からの借入状況は件数と残高で判断されます。これは申し込み時に自己申告で記入しますが、信用情報機関に照会して実際のデータも確認しています。

他社借入は少ない方がスコアリングが良くなる

当然のことながら、他社からの借入は少ない方が評価は高くなります。また、信用情報機関では借入件数や残高だけでなく、過去の返済状況も審査しています。

返済の延滞が何度もある人は、たとえ借入件数が1件だけでもスコアリングの点数は悪くなるでしょう。

この借入件数や残高、返済遅延がどの程度の点数になるのかは金融機関ごとの判断基準で決まりますが、非公開なので一般にはわからない仕組みになっています。

スコアリングの点数を上げてキャッシングの審査を通りやすくできる?

では、これらのスコアリングの点数を上げることはできるのでしょうか?

自分の努力でスコアリングを良くできる部分とできない部分

いくらスコアリングの点数を上げたいと思っても、どうにもできない部分はあります。

例えば住宅ローンなしの持ち家が有利とわかっても、今すぐに住宅ローンなしで家を持つことは難しいでしょう。また、アルバイトの人が今すぐ国家公務員になることも、かなり難しいです。いきなり年収を上げたり、勤続年数を増やすことも不可能です。

そういった部分はどうにもなりません。

ただ、パートやアルバイトの人が正社員として採用されるとか、専業主婦の人が働きに出るといったことは有効な方法だと言えるでしょう。

クレジットヒストリーを改善してスコアリングを良くすることは可能

スコアリングと並んでキャッシングの審査に大きな影響を与えるのが「クレジットヒストリー」です。クレジットヒストリーとは現在と過去数年間のキャッシングやローン、クレジットカードの利用歴のことです。

これも信用情報機関に登録されているので、審査時にはすぐにわかります。

クレジットヒストリーにいい実績を残そう

今までにクレジットカードやキャッシング、各種ローンなどをまったく利用したことがないという人は、クレジットヒストリーには何も記録されていません。
いわば、まっさらな状態です。

これは一見、すごくいいことのように思えますが、お金を貸す金融機関としては「きちんと返済する人なのかどうか」がわかりづらいという問題が生じます。

そこで、あえて実績を残して評価を高める方法があります。これは無理にお金を借りるのではなく、毎月の支払いをクレジットカード払いに変えてみるのです。電気代などの光熱費、新聞代、携帯電話の通信料の支払いなどは口座引き落としにしている人が多いかと思いますが、これをクレジットカードの支払いに変更してみましょう。

そして、毎月遅れることなく支払っていけば、クレジットヒストリーにはいい履歴が残っていきます。これで信用度を上げることが可能になります。

クレヒスの返済遅延は5年間記録される

逆に過去に何度もクレジットカードやキャッシングの返済が遅れた人は要注意です。返済遅延は信用情報機関では1年間は記録が残るからです。これからは返済に遅れないようにすることで、1年後には返済に関する記載は消えるはずです。

ただし、キャッシングなどは完済日から5年間は契約の記録が残ります。他社借入件数や金額がわかるので、それが審査に影響を与える可能性があります。

キャッシングの審査はスコアリングも含めて総合評価

ここまででご説明したように、キャッシングの審査はさまざまな要素を見て判断されます。しかも、評価基準は各社によって異なります。

言ってみれば大学入試でA大学は5科目の試験の総合点を重視するが、B大学は試験の点数が8割、実技が1割、内申点が1割といくつもの要素を評価するというのと同じです。

キャッシングでもスコアリングが、例えば年収はそれほど高くなくても、他社借入が少ない人は審査に通りやすいと考えられます。その逆で年収が高くても他社借入が多いとか、常に返済が遅れている人は審査は通りにくくなります。

このようにどれか1つの要素だけで判断されるのではないということを理解しておきましょう。その上で、自分のクレジットヒストリーにいい実績を残すことが大切です。

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