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おまとめローンにSMBCモビットは不向き!どうしてもSMBCモビットがいい場合は?

【厳選】カードローン 2021/10/29 9508view

複数の消費者金融で借りていると、毎月の返済額はかなりの負担になってしまいます。そんなときは「おまとめローン」の利用がおすすめです。
ただし、SMBCモビットには「おまとめローン」という商品はありません。では、どうすればいいのでしょうか? くわしくご説明します。

SMBCモビットのカードローンをおまとめローンとして使うことは可能?

SMBCモビットのカードローン(フリーローン)は事業用以外であれば、何に使っても問題はありません。そのため、他社の借入のおまとめローンとして使うことも可能です。

SMBCモビットをおまとめローンとして使う場合の注意点

SMBCモビットでは特に「おまとめローン」という商品はありませんが、SMBCモビットで借りたお金を他社の返済に充てることができます。

ただし、その場合に注意しなければいけない点があります。それは次の3点です。

  • 総量規制の範囲内(年収の3分の1まで)しか借りられない
  • 他社で借りている分と金利をよく比較すること
  • SMBCモビットで借りたお金を他社の返済に充てると自転車操業になるので要注意

では、それぞれをくわしくご説明していきます。

SMBCモビットで借りられるのは総量規制の範囲内(年収の3分の1)まで

SMBCモビットをはじめ消費者金融は「貸金業法」という法律で、借りられる金額の上限が決められています。これを「総量規制」と言って、「年収の3分の1」までしか借りられない決まりになっています。

次のようなケースで見てみましょう。

年収300万円のAさんは、消費者金融P社から20万円、消費者金融M社から30万円借りている。それらの借金をSMBCモビットで50万円借りて、まとめて返済したい。

Aさんの消費者金融の借入額はP社とM社を合わせて50万円です。Aさんが消費者金融で借りられる総額(総量規制の範囲)は300万円の3分の1までなので、100万円です。

すでに借りている2社の50万円をSMBCモビットでまとめるには、SMBCモビットから50万円借りなければなりません。すると

P社(20万円)+M社(30万円)+SMBCモビット(50万円)=100万円

となり、ギリギリ借りることができます。(審査に通った場合です)

ところが、他社の借入がもっと多い場合、例えば3社で70万円を借りていたとすると、SMBCモビットからは30万円しか借りることができません。もし審査が通って30万円を借りたとしても、他社の借入を一本化(まとめる)することは不可能ということになります。

総量規制の対象は消費者金融とクレジットカードのキャッシング

金欠の男性ここで注意したいのは、「総量規制の対象」です。総量規制は「貸金業法」で決められているものですが、銀行のカードローンは貸金業法ではなく、「銀行法」の対象になっています。

そのため、もし銀行のカードローンで借りていても、それは総量規制には含まれません。ただし、クレジットカードのキャッシングは総量規制の対象になります。(ショッピングは含まれません)

計算する場合は、その点に注意しましょう。

なお、銀行のカードローンは総量規制の対象外ですが、審査の際に「信用情報機関」に照会した場合、借入金額はわかってしまいます。それが審査結果に影響を与える可能性があるので、その点は理解しておきましょう。

他社の金利とよく比較すること

銀行カードローンと消費者金融キャッシングを比較SMBCモビットの金利は決して低いとは言えません。上のAさんの例で、現在借りているB社とM社の金利が、SMBCモビットとあまり変わらない、またはSMBCモビットより低い場合は、借り換える意味がないということになります。

一般的に消費者金融の金利は18.0%が多いので(プロミスは17.8%)、SMBCモビットに借り換え、または一本化するメリットは少ないと言えるでしょう。

毎月の返済に充てるのでは意味がない

「おまとめローン」としてSMBCモビットで借りて他社の返済に充てる場合は、必ず「全額返済」をすることが大切です。SMBCモビットで借りたお金を他社の「その月の返済分」に充ててしまうと、何の解決にもならず借金を増やすだけになってしまいます。

その結果、借りては返すという自転車操業に陥るので気をつけましょう。

SMBCモビット以外の消費者金融のおまとめローンの特徴

SMBCモビットにはおまとめローンはありませんが、それ以外の大手消費者金融にはおまとめローンがあります。その最大の特徴は「おまとめローンは総量規制の対象外」ということです。

他社のおまとめローンは総量規制の対象外

審査に通った人のイラスト(女性)上で紹介したように、プロミスのおまとめローンは正式名称が「貸金業法に基づくおまとめローン」、アコムも「貸金業法に基づく借換え専用ローン」となっています。また、アイフルも正式には「貸金業法に基づく計画返済支援 かりかえMAX」「貸金業法に基づく計画返済支援 おまとめMAX」という名称になっています。

つまり、他社のおまとめローンは「貸金業法に基づくもの」なのです。

貸金業法に基づくおまとめローンとは

ここでもう一度、貸金業法の総量規制について、説明しておきます。貸金業法の総量規制には「除外」と「例外」になるものがあります。除外と例外の内容は次の通りです。

除外 不動産購入または不動産改良のための貸付け(住宅ローン、リフォームローンなど)
自動車購入時の自動車担保貸付け(自動車ローン)
高額療養費の貸付け
有価証券担保貸付けなど
例外 顧客に一方的に有利になる借換え
緊急の医療費の貸付けなど

この表の「例外」の中にある「顧客に一方的に有利になる借換え」が、おまとめローンのことです。もし複数の消費者金融から年収の3分の1を超えるお金を借りていても、プロミス、アコム、アイフルのおまとめローンなら、総量規制を超える分の融資が可能なので一本化が実現します。

おまとめローンは他社返済のみ使用できる

creditcard_syakkin183x200プロミス、アコム、アイフルのおまとめローンは、借りたお金の利用目的が「他社借入の返済のみ」に限定されています。他社で借りている元金の総額を上限に借りることができますが、融資は借りた人の口座に振り込まれるのではなく、その人が借りている相手先に直接返済されます。

他社返済という利用目的をきちんと守るようなシステムになっています。これは総量規制を超える額を低い金利で貸すという「顧客に一方的に有利な借換え」に使用するからです。

その意味をよく理解して申し込むようにしましょう。

おまとめローンはSMBCモビットより銀行がおすすめ

銀行ビルSMBCモビットは総量規制の対象になるので他社の借入分を一本化するのは難しいという場合は、銀行のカードローンを利用するのもおススメです。特に「おまとめローン」という名前はついていなくても、他社の借換えや一本化に使うことができます。

また、銀行のカードローンは貸金業法の対象外なので、総量規制というルールはありません。専業主婦でも利用できるというメリットもあります(銀行によっては専業主婦は利用不可のところがあります)。

また、融資限度額も大きいので、必要な額を申し込むことができます。

銀行カードローンは金利が低いのがメリット

銀行カードローンがおまとめローンとしておススメできる理由は、金利が低いという点があります。

参考までにいくつかの銀行のカードローンの金利をご紹介しておきます。

銀行名 金利(年利) 融資限度額
三菱UFJ銀行 1.8%~14.6% 最高500万円
楽天銀行 1.9%~14.5% 最高800万円
住信SBIネット銀行 0.99%~14.79% 最高1200万円(プレミアムコースの場合)
オリックス銀行 1.7%~17.8% 最高800万円

ただし、融資可能額は審査結果によって決定されます。また、金利はその人に認められた融資可能額に基づいて決定されるところが多いようです。それでもSMBCモビットよりは低いのが特徴です。

おまとめローンの審査を通るために

カードローン担当者に相談する会社員ここまでご説明してきた通り、SMBCモビットはおまとめローンにはあまり向いていません。それ以外の消費者金融や銀行のカードローンを検討されるのがおススメです。

また、おまとめローンを申し込む際には、他社の返済に行き詰る前に決断することが大切です。他社の返済が遅れたり、返済のために他で借りるなど自転車操業をしてからおまとめローンを申し込むと審査に悪い影響を与える可能性があります。

審査を通りやすくするためには、次の点を注意しましょう。

  • 他社の返済を遅れないようにする
  • 他社の借入件数と借入金額を増やさないようにする

この2点に気をつけて、少しでも早く他社の借り入れをまとめるようにしましょう。

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