SMBCモビットはアルバイトでも審査可能!バイト先への電話連絡を回避する方法!
この記事の目次
SMBCモビットは20歳以上74歳以下で安定した収入があればアルバイトでも審査が可能です。
バイト先への電話連絡はあるのか?など、SMBCモビットを審査する際の疑問にお答えします。
SMBCモビットの審査はアルバイトでもOK!
SMBCモビットの利用条件は次の2点です。
- 年齢が20歳以上74歳以下であること
- 安定した定期収入があること ※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
この条件を満たしていれば、利用が可能です。安定した定期収入とは正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、自営業やフリーランスなどを指します。
ただし、当然のことながら利用には審査があります。
アルバイトでも正社員でもSMBCモビットの審査内容は同じ
SMBCモビットの審査の目的は「その人に返済能力があるかどうか」を見るために行います。
と言っても、その人がまじめかどうか、責任感があるかどうか……などは正直、あまり問題ではありません。それよりも収入や勤続年数、他社の借入状況などを見て判断します。
そして、審査内容は正社員でも派遣社員でも同じです。
SMBCモビットの審査内容はどうなっている?
実際に「こんな内容を審査します」ということは公開されていませんが、申し込み時に記入する内容からおよその審査内容が予測できます。
具体的には次のような審査内容です。
審査項目 | 審査内容 |
---|---|
本人の属性 | 氏名、生年月日、性別、既婚か独身か、住所、電話番号 |
勤務先 | 勤務先名、所在地、社員数、勤続年数(入社年月)、保険証の種類 |
収入 | 年収 |
他社借入状況 | 他社の借入件数と金額 |
信用情報 | 信用情報機関に登録されている内容を照会 |
これらを総合して審査結果を出します。
在籍確認の電話連絡とは?
在籍確認は申し込み書に記入した勤務先にSMBCモビットの審査担当者が個人名で電話をかけます。電話の目的は「そこで働いているかどうかを確かめるため」です。それ以外のことを電話口で聞くことはありません。
SMBCモビットの在籍確認の電話内容
電話の内容は次の通りです。
- 申し込み者:Nさん(〇〇店勤務)
- SMBCモビット担当者:Yさん
- 〇〇店の店員:Zさん
Yさん:Yと言いますが、Nさんはいらっしゃいますか?
Zさん:申し訳ございません。あいにくNは本日は出勤しておりません。明日は出勤予定ですが、どういったご用件でしょうか?
Yさん:わかりました。またこちらから改めてお電話します。
在籍確認の電話はこれで終わりです。「またかけ直します」とは言うものの、実際に再度かけてくることはありません。この電話のやり取りだけで「Nさんが〇〇店で働いている」ということがわかるからです。
また、「どちらの方ですか?」「どういったご用件ですか?」などと聞かれても、SMBCモビット側は一切答えずにさりげなく会話をそらして電話を切ってくれます。
職場の人にお金を借りることがバレることはほぼないと言っていいでしょう。
アルバイトの場合は在籍確認に注意!バイト先に電話がかかってくることも
アルバイトの勤務先がスーパーやコンビニなどの販売系や飲食店の場合、職場に私用の電話がかかってくるのは不自然という場合があります。また、事務室と働いている場所が離れていたり、「忙しい時間帯に私用電話は困る」と叱られることもあります。
もし、どうしても職場に電話をかけてもらうのが困るという場合は、事前にSMBCモビットにそのことを伝えておきましょう。相談次第ですが、別の方法を提案してくれる可能性があります。
WEB完結申込なら審査時の電話連絡なし!
SMBCモビットには「WEB完結申込」という方法があり、これなら電話がかかってきません。ただし、次のような条件があります。
SMBCモビットのWEB完結申込の条件
- 三井住友銀行または三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行のいずれかに普通預金口座があること
- 本人確認書類(運転免許証またはパスポート)があること
- 現在の収入を確認できる書類(源泉徴収票・税額通知書・給与明細書(直近2ヶ月分)・所得証明書など)があること
- 勤務先を証明できる書類(健康保険証と給与明細書)があること
提出書類はいずれも写しでOKです。ここで問題なのは「健康保険証」です。家族(配偶者や親)の扶養家族になっている場合、または国民健康保険証は対象外になり、WEB完結申込はできません。
これらの条件をクリアできてWEB完結申込を利用すれば、職場への電話はありません。
ただし、WEB完結申込での融資は「口座への振り込みのみ」です。カードが発行されないので、土日や祝日はお金を借りることができません。そのこともよく理解して上で利用するようにしましょう。
SMBCモビットで収入が少ない人は審査で不利?
収入が少ない人は、お金を借りるのは不利なのでしょうか?
SMBCモビットの審査基準は誰も同じ
SMBCモビットに限らず、どこでお金を借りる場合でも審査基準は明らかにされていません。金融機関によって多少の違いはあるでしょうが、「返済能力」を中心に審査が行われます。
その場合に年収が少ない人は融資を受ける上で不利になるでしょうか?
答えは「やや不利」ということになります。
収入が少ない人は収入面と継続雇用で審査が不利になりがち
収入が少ない人は正社員よりも勤務時間が短く、給与は時給や日給で計算されます。勤務時間や勤務日数が少ないと、その分月収は少なくなります。大型連休や年末年始など長期休暇があっても収入が毎月同じという正社員とはその点がちがいます。
結果的にアルバイトは年収が少なくなります。これは派遣先で働く派遣社員でも同様です。
また、正社員はリストラなど会社の経営不振や、自分から退職を申し出たりしない限り、長期間雇用されます。しかし、収入が少ない人は業績次第で勤務時間が減らされる弱い立場です。継続的な雇用が不安定という面でも、「安定収入を得る」という点で不利になります。
SMBCモビットの審査は総合的な判断で実施
ただし、正社員でも年齢の割に勤続年数が短い人は「仕事が長続きしない人かも?」とみなされて、審査が不利になる場合があります。また、年収が多くても他社での借入が多いと審査は通りにくくなります。
このように金融機関ではお金を貸す際に、さまざまな角度から審査をして答えを出すようにしています。
収入が少ない人でも自分の信用度を上げることが大切
信用度とは「この人にお金を貸しても大丈夫だろう」と金融機関から信用されることを言います。SMBCモビットでは信用度を調べるために、「信用情報機関」に照会して情報を取り寄せています。
審査で参照される信用情報機関の情報とは
信用情報機関にはその人の氏名、年齢、住所などの本人情報のほか、どこでいくら借りているか、クレジットカードのキャッシングやショッピング、返済の遅れなどがないか……といったお金に関する情報が登録されています。
日本には次の3つの信用情報機関があります。
信用情報機関名 | 利用している主な会社・業界 |
---|---|
JICC (日本信用情報機構) |
主に消費者金融や信販会社が利用 |
CIC | 主にクレジットカード会社が利用 |
全国銀行個人信用情報センター | 主に銀行や銀行系カードローン会社が利用 |
金融機関は申し込み時に入力された氏名や生年月日、住所などから信用情報機関に登録されている内容を照会できるようになっています。
収入が少ない人でも他社の借入が少ない、現在も過去も返済遅れがない、過去に自己破産などの金融事故がなければ信用度は高いとみなされます。アルバイトだから審査に不利というわけではないので、ご安心ください。
SMBCモビットで審査が通った場合の融資額は?
ではアルバイトの人が審査に通ったとして、融資額はどれくらいまで可能なのでしょうか? そのカギを握るのが「総量規制」というルールです。
SMBCモビットは総量規制で融資額が制限される!
総量規制は貸金業法で定められているルールのことで、年収の3分の1を超える額を貸してはいけないということになっています。
正社員で年収が900万円ある人は、その3分の1である300万円までを借りることができます。しかし、年収が300万円の人は100万円までしか借りられません。しかも、これは1社からの額ではなく、複数の消費者金融での借り入れ総額が対象になります。
年収が少ない人は借入額が少なくなる
アルバイトの人は年収が正社員ほど多くはありません。もし年収が150万円なら他社を含めて50万円が借り入れの上限になります。年収が90万円の人は30万円が上限になります。
ただし総量規制の対象になるのは消費者金融とクレジットカードのキャッシングだけで、銀行のカードローンは対象外です。もし、すでに他の消費者金融で借りていて、総量規制以上を借りたい場合は銀行のカードローンの方が借りやすくなります。
借り入れ額が制限されるアルバイトは不利?
このように総量規制で借り入れ額が制限されてしまうという点で、アルバイトは不利になるでしょうか?
そういうことではありません。総量規制は誰に対しても年収の3分の1以上は借りられなくなっています。これはその人の年収の範囲内で借りて、きちんと返済するために設けられたルールです。
SMBCモビットも無理に高額を貸して、返せなくなって破産されたら困ります。そういう事態を未然に防ぐためのルールです。
審査に有利・不利はありません!健全に借りて返せるかの審査です!
「収入が少ないから不利」だとか「アルバイトはたくさん借りられないのはおかしい!」などということはありません。互いに困らないための健全な、平等なルールだと言えます。
ただし、アルバイトの人は、急に勤務日数を減らされる可能性がある不安定な状態です。収入減を視野に入れて、自分の収入の範囲内で返済できる額を借りるようにしましょう。