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借り入れ先を乗り換えるなら、返済額をしっかりシミュレーションしよう

おまとめローン 2022/1/25 5090view

おまとめローンや乗り換えローンで注意することは、返済シミュレーションをしっかりするということ。新しく借りる先の業者・銀行で、かえって金利が高くなるということもあるからです。

計算

キャッシングの借入先を変える(乗り換える)なら、実際に金利がどう変わるのかというシミュレーションをする必要があります。場合によっては、乗り換えた方が金利が高くなるということもあるからです。

たとえば複数の借り入れの中に銀行カードローンが混ざっていて、そこからの借り入れが多かった時。そして、新しくおまとめローンで一本化する先が、消費者金融だった場合―。

こういうケースは特殊だとは思いますが、この場合は逆に利息が多くなる可能性があります。(消費者金融の方が金利が高いので)

おまとめローンや乗り換えローンでこのようなことにならないよう、借入先を変える時は、くれぐれも返済シミュレーションをしっかりしましょう。

おまとめ・借り換えで金利が高くなるケース

冒頭で書いたようなケースもありますが、他のケースもあります。金利が高くなるわけではありませんが、「乗り換えても変わらない」ということはよくあります。

消費者金融から銀行カードローンに乗り換えた時

普通、消費者金融から全額銀行カードローンに乗り換えたら、それだけで大幅に金利が安くなるはずです。しかし、そうならないこともあります。
それは、銀行カードローンの中にも消費者金融と同じくらい金利が高い銀行があるからです。

オリックス銀行・auじぶん銀行は金利が高い

たとえばオリックス銀行とauじぶん銀行です。オリックス銀行のカードローンの上限金利は「17.8%」、auじぶん銀行のカードローンの上限金利は「17.6%」となっています。

プロミスの上限金利が17.8%なので、この2つの銀行の上限金利は、プロミスと同じか、それに近いのです。つまり乗り換えても全然安くならないんですね。

借入金額が大きい場合は安くなる

上のように書くと、まるでオリックス銀行とauじぶん銀行が高金利のように思えるかも知れません。しかし、それは両者とも「上限金利の場合」です。

上限金利というのは「借入金額が小さい時」に適用される金利

ということは、「たくさん借りている時」に乗り換えると、もっと違う金利になるわけです。

たくさん借りている時に適用される金利は「下限金利」です。この場合、オリックス銀行は「1.7%」、auじぶん銀行は「3.9%」となっています。プロミスの下限金利は「4.5%」なので、オリックス銀行・auじぶん銀行の方が安いことがわかるでしょう。

つまり「小さい金額」で消費者金融からこれらの銀行カードローンに乗り換えても、金利は変わりません。しかし、大きい金額で乗り換えたら変わる…ということですね。

これが「乗り換えしても金利が変わらない」という原因の一例です。おそらく最も多いものの一つでしょう。こうならないように、事前によく返済シミュレーションをすることが大切です。

返済シミュレーションはどうやるのか?

返済シミュレーションは、それぞれの業者・銀行の公式サイトで、できるようになっています。(ほとんどの業者・銀行はできます)

そこで計算すれば、最初からその業者・銀行の実質年率が設定されているので、計算が早いです。普通の個人サイトで返済シミュレーションを提供しているところもありますが、そこだと「実質年率を自分で入力する」必要があります。

なので、それぞれの業者・銀行の返済シミュレーションをそのまま使った方がいいんですね。

業者・銀行のシミュレーションの注意点

上のように書いたものの、消費者金融や銀行の返済シミュレーションでも、実は間違っていることがあります。というのは、実質年率が「わざと低め」にされていることがあるのです。

実質年率(金利)というのは、借入金額によって変わります。借入金額が小さい時は高金利で、借入金額が大きい時は低金利になるわけです。

なので、返済シミュレーションでも「借入金額によって違う金利」にしなくてはいけないのですが、一律で低金利で計算している返済シミュレーションもあるんですね。

この場合、本来「18%」が適用される金額なのに「14%」などで計算してしまい、大変な誤差が出る…ということもあります。

実際に、大手の業者・銀行の返済シミュレーションでも、こういうことが結構あります。検索結果には必ず「実質年率何%で計算した」ということが出ているので、そこを注意深くチェックしてください。

もしその実質年率が明らかに安いものだったら、個人のサイトで計算しなおした方がいいです。

個人のサイトで、どう計算し直すか?

たとえば借入金額が小さい時(50万円未満など)は、消費者金融なら18%、銀行カードローンなら14.5%で計算し直しましょう。大抵はこの金利が適用されるからです。

より正確に計算したい時は、その業者・銀行の上限金利を見て、それで計算しましょう。銀行カードローンの場合は上限金利が様々なので、正確に計算した方がいいかも知れません。

消費者金融はどこも18%で、プロミスだけが例外的に17.8%というだけです。大した違いではないので、これは特に計算し直す必要はないかと思います

以上、おまとめローンや乗り換えローンによって、かえって金利が高くなるケースや原因を紹介しました。そうならないためにも、ここで書いたような返済シミュレーションを、ぜひ注意深くしてください。

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