カードローンの審査に通りにくい職業はこれ!お金を借りにくい職業リスト
カードローン審査に通りづらい職業リストによく上がるのは「自営業・学生・水商売・アルバイト」などです。基本的に自分の収入が少ない、不安定な職業の人はすべてカードローン審査で不利となります。
カードローンやキャッシングの審査では「返済能力」が重視されます。
ところがある職業はこの返済能力が疑問視されて審査に通りにくいというのですが……。その職業とは一体? 詳しく見ていきましょう。
ズバリ!キャッシングの審査に通りにくい職業とは?
「キャッシングの審査に通りにくい職業なんてあるの?」と思うかも知れません。
もちろん、審査はその人の信用度や返済能力を中心に行われます。しかし、職業によっては「返済能力、大丈夫?」と思われるものがあるのです。
キャッシングの審査は「安定収入があること」が条件
キャッシングの審査で重要なのは大企業に勤めているかどうかということではなく、「安定した収入があるかどうか」という点です。
勤め先が中小企業であっても、小さな店であっても、また、パートやアルバイトという立場でも、毎月安定した収入があれば、まず第一関門は通過と言っていいでしょう。
ところが、収入が不安定な人は審査では不利な立場になってしまいます。
収入が不安定な職業は審査に通りにくい
まじめに働いていても収入が不安定という職業があります。例えば、次のような職業は一般的に収入が不安定になりがちです。
- 自営業
- 個人事業主
- フリーランス
- アーティストや画家などの芸術家
- 農業・漁業
- 水商売
自営業・個人事業主・フリーランスは審査に通りにくい?
自営業や個人事業主、フリーランスはどこにも雇用されずに、自分で事業を行っている人のことです。
自営業には会社など法人の経営者が含まれます。個人事業主は自分ひとり、または家族で店舗を営業したり、仕事を請け負ったりしている人のことを指します。
フリーランスは個別に仕事を受注し納品するというスタイルで、Webデザイナーやプログラマー、イラストレーター、フリーライターなどが該当します。
いずれも毎月、いくら収入が入るのか予測が難しい職業です。もちろん、収入が安定するように努力はされていますが、会社員のように基本給があるわけではありません。
そのため、キャッシングの審査では不利になると言えるでしょう。
アーティストや芸術家などの収入は?
アーティストや画家などの芸術家、作家などは収入に波があります。作品がヒットしたり、売れたりすれば大金が入る可能性がありますが、まったく売れない人もいます。
中には芸能事務所などに所属して、給与を受け取っている人もいます。その場合は「安定した収入を得ている」と判断できますが、フリーで活動する人は不安定な立場だと言えるでしょう。
芸能や芸術活動をしながらアルバイトをしている場合は、勤務先にアルバイト先を記入すると安心です。
農業や漁業も収入が不安定になりがち
農業や魚業に就いて働いている人もたくさんいらっしゃいますが、どちらも天候に左右される職業です。
最近は農業などは法人化しているところがあり、そこで社員として雇用されている場合は一般の会社員と変わらないため、収入は安定しているとみなされます。
しかし、自営で農業や漁業をしている場合は、天候や漁の結果が収入に反映してしまいます。審査では収入証明書類を求められる可能性があります。
水商売は審査に不利?
ひと口に「水商売」と言ってもさまざまな種類がありますが、いずれも浮き沈みが激しい業界だと言われています。
繁華街で新規オープンした店が数年で閉店してしまうというケースはよくありますし、職場の人間関係で仕事を辞めてしまったとか、店の業績悪化で辞めさせられたというケースが多いようです。
また、中にはある日突然店に出て来なくなり、その人と連絡が取れなくなるというケースも多いようです。
すべての人がそうではありませんが、他の職業に比べるとそのようなケースが多いと考えられるため、キャッシングの審査ではマイナスの影響を受ける可能性があります。
もし複数の仕事を掛け持ちしているのなら、水商売以外の勤務先を書くといいでしょう。
働き方が多様化する時代だけに難しい
ここに挙げた以外にも、現在はさまざまな職業が存在します。
- 〇〇セミナー講師
- 〇〇アドバイザー
- 〇〇カウンセラー
- 〇〇のプロ
など
片付けのプロやサプリメントアドバイザー、美脚を作るセミナー講師など、自分でさまざまな肩書をつけて活躍する人が増えています。
そのため、「△△という職業は審査に通りにくい」とひとくくりにはできない時代だと言えます。ただ、いずれのケースでも収入が安定していないと思われる場合は、審査には通りにくいと言えるでしょう。
キャッシングの審査は職業だけで決まるわけじゃない!
収入が不安定であることは、キャッシングの審査では不利になることは間違いありません。しかし、それだけで審査結果が出るというわけではありません。
キャッシングの審査を左右する要素とは
キャッシングの審査を左右する要素は、次のようにいくつもあります。
- 収入
- 他社の借り入れ件数や金額
- 他社の借り入れやクレジットカードの返済遅延の有無
- 金融事故(自己破産や任意整理など)の有無
など
審査ではこれらの項目を総合的に判断して融資が可能かどうかを決定します。
キャッシングの審査と収入の関係
消費者金融の申し込みは「本人に安定した収入があること」が条件になっています。銀行カードローンも基本的には同じですが、一部の銀行カードローンでは配偶者に安定した収入があれば専業主婦でも利用できるようになっています。
いずれにしても収入があることが絶対条件なので、フリーターやニートと呼ばれる無職の人は申し込み自体ができません。
また、消費者金融は貸金業法の中の「総量規制」で「年収の3分の1以上の融資はできない」となっています。その意味でも年収は審査に大きな影響を与えます。
特に消費者金融では50万円以上の融資を希望する場合や他社の借入額と合わせて100万円以上の融資を希望する場合は収入を証明する書類の提出が必要になります。
ただし、キャッシングの審査で「年収〇〇万円以下は融資できない」という決まりはありません。パートやアルバイトで年収が低い人でも、申し込みは可能ですし、融資額も審査結果で決まります。
他社の借り入れ件数や金額は重要
キャッシングは申し込みをすると、審査の過程で「信用情報機関」に登録されている内容を照会します。これには他社の借り入れ状況や契約状況が記録されているため、多重債務になっている場合はすぐにバレてしまいます。
職業や年収に関わらずあまりに他社での借り入れ件数や残高が多い場合は、審査に通らない可能性があります。ただし、この場合も「他社の借り入れが何件以上ならNG」といった数値での基準はわかりません。
金融機関ごとに一定の審査を行いますが、審査基準は公開されていないからです。もちろん、すでに他社での借り入れ金額が年収の3分の1以上であれば消費者金融の審査に通るのは難しいでしょう。
返済遅延はクレジットヒストリーに傷がつく
キャッシングやクレジットカードの利用でやってはいけないことのNO.1は「返済が遅れること」です。返済遅延の情報はすべて信用情報機関に登録されていて、5年間は消えることがありません。
一度くらいならば「うっかりミス」とみなされるかも知れませんが、何度も返済が遅れる「常習者」になると審査は通りにくくなります。
このようなキャッシングやクレジットカードの利用履歴のことを「クレジットヒストリー(クレヒス)」と言います。借りては返すという「自転車操業」に陥っていることもすぐにわかってしまいます。
日ごろからきちんと返済するように心がけましょう。
金融事故情報があると融資はほぼ無理
返済の遅れと同様、またはそれ以上に審査に大きな影響を与えるのが「金融事故の記録」です。
金融事故とは次のことを指し、数年間は信用情報機関に登録されます。
- 自己破産
- 任意整理
- 個人再生
- 特定調停
金融機関では貸したお金に利息をつけて返してもらうことで利益を得ています。しかし、このような金融事故を起こすと、免責と言って借金がなかったことになったり、利息なしで元金のみの返済になったりして損をしてしまいます。
「金融機関に損害を与えるような人にはお金は貸せない」ということになり、審査はほぼ通りません。
審査に通りにくい職業の人は特に要注意
キャッシングの審査に通りにくいと思われる職業の人は特に上記の要素に注意しましょう。
少しでも審査に通りやすくするには、クレジットヒストリーの評価を上げるなどの努力をすることをおススメします。
審査に通りにくい職業の人必見!クレヒスの評価を上げる方法
このページでは審査に通りにくい職業をご紹介していますが、それらの職業に就いているからという理由だけで審査に落ちるわけではありません。
収入や他社の借り入れ状況、信用情報機関の登録内容(クレジットヒストリー)などさまざまな要素が絡んでいます。
職業は今のままでもクレジットヒストリーの評価を少しでも上げることで、審査に通りやすくなります。
クレジットヒストリーの評価を上げるには
審査に通りやすくするには次のような点を改善して、クレジットヒストリーの評価を上げていきましょう。
- 収入を増やす
- 収入が安定する職業に転職する、またはアルバイトなどを追加する
- 少しでも返済して借入残高を減らす
- 複数の借り入れを一本化する
- 返済を遅れないようにする
- 安定した返済実績を作る
借りるより収入を増やすことが先決
審査が通りにくい職業の人は、その仕事に誇りを持っているケースが多いようです。そのこと自体はすばらしいのですが、お金を借りなければならない状況、つまり金欠状態が続くようなら、キャッシングを考えるより先に収入を増やすことを考えましょう。
キャッシングは当座の不足するお金を補うために借りるものです。金欠状態が長く続くという場合は、慢性的な資金不足です。その状態でお金を借りても、返すアテがないということです。
好きな仕事をしながらアルバイトなどをすることで収入が安定しますし、キャッシングの申し込み時の勤務先にアルバイト先を書くこともできます。それだけでも審査はかなり通りやすくなります。
他社の借り入れ件数や残高を減らす
融資枠があるならばそこで借りて、複数の借り入れをまとめて返済しましょう。借り入れ残高は変わらなくても、借り入れ件数は減らすことができます。
また、すでに年収の3分の1以上を借りている場合は、追加で借りることはあきらめて返済を優先させましょう。節約したり、収入を増やしたり、親に頼んで借りたりして、まずは借り入れを減らすことが重要です。
返済は遅れないこと!これが鉄則
今借りているキャッシングやローン、クレジットカードの支払いなどは遅れないように気をつけましょう。延滞の履歴はかなり長い間、登録されています。
スマホなど携帯電話の本体代を分割払いにしている場合は、その支払いも信用情報機関に登録されています。通話料と一緒に支払うために、「うっかり遅れてしまった」ということのないように注意が必要です。
返済実績を作るとクレヒス評価は上がる
まだキャッシングやクレジットカードをあまり利用したことがないという人のクレジットヒストリーはまっさらの状態です。それは悪いことではないのですが、キャッシングの審査ではその人の返済能力が読みづらいと判断されます。
ネット通販でもいいので何かクレジットカードで支払いをして返済するという実績を作りましょう。そのいい履歴がクレジットヒストリーに残るので、評価は高くなります。
特に買い物でほしいものがないという場合は携帯代や電気代などの支払いをクレジットカード払いにするといいでしょう。クレジットカードの使用履歴と返済履歴が残っていくので、クレヒスの評価が高まります。
その結果、キャッシングの審査も通りやすくなりますよ。